8.4.2. サーバーの設定

デフォルトの host.xml 設定ファイルは 3 つのサーバーを定義します。

<servers>
  <server name="server-one" group="main-server-group">
  </server>
  <server name="server-two" group="main-server-group" auto-start="true">
    <socket-bindings port-offset="150"/>
  </server>
  <server name="server-three" group="other-server-group" auto-start="false">
    <socket-bindings port-offset="250"/>
  </server>
</servers>

server-one という名前のサーバーインスタンスは main-server-group に関連付けられ、そのサーバーグループによって指定されるサブシステム設定とソケットバインディングを継承します。server-two という名前のサーバーインスタンスも main-server-group に関連付けられていますが、server-one によって使用されるポートの値と競合しないようにソケットバインディングの port-offset の値も定義します。server-three という名前のサーバーインスタンスは other-server-group に関連付けられ、そのグループの設定を使用します。また、 port-offset の値も定義し、ホストコントローラーの起動時にこのサーバーが起動しないように auto-startfalse に設定します。

サーバーの設定は、管理 CLI を使用するか、管理コンソールの Runtime タブから行います。

サーバーの追加

以下の管理 CLI コマンドを実行すると、サーバーを追加できます。

/host=HOST_NAME/server-config=SERVER_NAME:add(group=SERVER_GROUP_NAME)
サーバーの更新

以下の管理 CLI コマンドを実行すると、サーバー属性を更新できます。

/host=HOST_NAME/server-config=SERVER_NAME:write-attribute(name=ATTRIBUTE_NAME,value=VALUE)
サーバーの削除

以下の管理 CLI コマンドを実行すると、サーバーを削除できます。

/host=HOST_NAME/server-config=SERVER_NAME:remove
サーバーの属性

サーバーには以下の属性が必要です。

  • name: サーバーの名前。
  • group: ドメインモデルからのサーバーグループの名前。

サーバーには以下の任意の属性が含まれます。

  • auto-start: ホストコントローラーの起動時にこのサーバーが起動されるかどうか。
  • socket-binding-group: このサーバーが属するソケットバインディンググループ。
  • socket-binding-port-offset: このサーバーのソケットバイディンググループによって提供されたポート値に追加されるオフセット。
  • update-auto-start-with-server-status: サーバーの状態で auto-start 属性を更新します。
  • interface: サーバーで使用できる完全に指定された名前付きのネットワークインターフェイスのリスト。
  • jvm: このサーバーの JVM 設定。宣言されていない場合、設定は親のサーバーグループまたはホストから継承されます。
  • path: 名前付きのファイルシステムパスのリスト。
  • system-property: このサーバーに設定するシステムプロパティーのリスト。