24.2.8. JGroups スレッドプールの設定

jgroups サブシステムには defaultinternaloob、および timer スレッドプールが含まれます。これらのプールはすべての JGroups スタックに対して設定でき、ローカルノードに設定された Bean やその他のプールには影響しません。JGroup スレッドプールは、クラスター通信をサポートするために使用されます。

以下の表は、各スレッドプールに設定できる属性とデフォルト値を表しています。

スレッドプール名説明keepalive-timemax-threadsmin-threadsqueue-length

default

このプールは、帯域外としてマークされていない受信メッセージを処理するために使用されます。

60000L

300

20

100

internal

このプールは、EAP のメンテナンスに必要な内部プロセスを処理するために使用されます。

60000L

4

2

100

oob

このプールは、受信 OOB (out of band) メッセージを処理する場合に使用されます。

60000L

300

20

0

timer

このプールは、タイムバウンドスケジューラーメッセージを処理するために使用されます。

5000L

4

2

500

以下の構文を使用して、管理 CLI で JGroups スレッドプールを設定します。

/subsystem=jgroups/stack=STACK_TYPE/transport=TRANSPORT_TYPE/thread-pool=THREAD_POOL_NAME:write-attribute(name=ATTRIBUTE_NAME, value=ATTRIBUTE_VALUE)

以下は、 udp スタックの default スレッドプールで max-threads の値を 500 に設定する管理 CLI コマンドの例になります。

/subsystem=jgroups/stack=udp/transport=UDP/thread-pool=default:write-attribute(name="max-threads", value="500")