12.2.4. ベンダー固有クラスへのアクセス
場合によっては、アプリケーションが JDBC API の一部ではないベンダー固有の機能を使用する必要があることがあります。このような場合、そのアプリケーションで依存関係を宣言してベンダー固有の API にアクセスすることができます。
これは高度な使用法です。JDBC API に含まれない機能を必要とするアプリケーションのみこれを実装します。
このプロセスは、再認証メカニズムを使用し、ベンダー固有のクラスにアクセスする場合に必要です。
MANIFEST.MF
ファイルまたは jboss-deployment-structure.xml
ファイルを使用するとアプリケーションの依存関係を定義できます。
JDBC ドライバーをコアモジュールとしてインストール していない場合は、インストールしてください。
MANIFEST.MF
ファイルの使用
-
アプリケーションの
META-INF/MANIFEST.MF
ファイルを編集します。 Dependencies
行を追加し、モジュール名を指定します。たとえば、以下の行は
com.mysql
モジュールを依存関係として宣言します。Dependencies: com.mysql
jboss-deployment-structure.xml
ファイルの使用
-
アプリケーションの
META-INF/
またはWEB-INF/
フォルダーでjboss-deployment-structure.xml
というファイルを作成します。 dependencies
要素を使用してモジュールを指定します。たとえば、以下の
jboss-deployment-structure.xml
ファイル例はcom.mysql
モジュールを依存関係として宣言します。<jboss-deployment-structure> <deployment> <dependencies> <module name="com.mysql"/> </dependencies> </deployment> </jboss-deployment-structure>
以下のコード例は MySQL API にアクセスします。
import java.sql.Connection; ... Connection c = ds.getConnection(); if (c.isWrapperFor(com.mysql.jdbc.Connection.class)) { com.mysql.jdbc.Connection mc = c.unwrap(com.mysql.jdbc.Connection.class); }
接続は IronJacamar コンテナーによって制御されるため、ベンダー固有の API ガイドラインに従ってください。