9.2.3. JVM 設定の個別のサーバーへの適用
デフォルトでは、個別の JBoss EAP サーバーインスタンスは属するサーバーグループの JVM 設定を継承します。しかし、継承した設定をホストコントローラーからの別の JVM 設定定義でオーバーライドしたり、特定の JVM 設定をオーバーライドすることもできます。
たとえば、以下のコマンドは 前の例で示したサーバーグループ の JVM 定義をオーバーライドし、server-one
の JVM 設定を default
の JVM 定義に設定します。
/host=HOST_NAME/server-config=server-one/jvm=default:add
また、サーバーグループと同様に、サーバーレベルで特定の JVM 設定をオーバーライドすることもできます。たとえば、別のヒープサイズを設定するには、以下のコマンドを使用できます。
/host=HOST_NAME/server-config=server-one/jvm=default:write-attribute(name=heap-size,value="1024m")
使用できるすべてのオプションの説明は 管理対象ドメインの JVM 設定属性 を参照してください。
また、JBoss EAP 管理コンソールでサーバー JVM 設定を作成編集するには、Runtime → Hosts と選択し、ホストを選択して 表示 をサーバー上でクリックし、JVMs タブを選択します。
各サーバーのこれらの設定は host.xml
に保存されます。