第8章 起動可能な JAR
JBoss EAP JAR Maven プラグインを使用して、マイクロサービスアプリケーションを起動可能な JAR としてビルドおよびパッケージ化できます。その後、JBoss EAP ベアメタルプラットフォームまたは JBoss EAP OpenShift プラットフォームでアプリケーションを実行できます。
8.1. 起動可能な JAR について
JBoss EAP JAR Maven プラグインを使用して、マイクロサービスアプリケーションを起動可能な JAR としてビルドおよびパッケージ化できます。
起動可能な JAR には、サーバー、パッケージ化されたアプリケーション、およびサーバー起動に必要なランタイムが含まれます。
JBoss JAR Maven プラグインは Galleon トリム機能を使用して、サーバーのサイズおよびメモリーフットプリントを削減します。そのため、必要な機能を提供する Galleon レイヤーのみを含め、要件に応じてサーバーを設定できます。
JBoss EAP JAR Maven プラグインは、サーバー設定をカスタマイズするための JBoss EAP CLI スクリプトファイルの実行をサポートします。CLI スクリプトには、サーバーを設定するための CLI コマンドの一覧が含まれます。
起動可能な JAR は、以下の方法で標準の JBoss EAP サーバーと似ています。
- JBoss EAP の共通の管理 CLI コマンドをサポートします。
- JBoss EAP 管理コンソールを使用して管理できます。
起動可能な JAR でサーバーをパッケージ化する場合は、以下の制限が適用されます。
- サーバー再起動を必要とする CLI 管理操作はサポートされていません。
- サーバーは、サーバー管理に関連するサービスを開始するモードである admin-only モードで再起動できません。
- サーバーをシャットダウンすると、サーバーに設定した更新が失われます。
さらに、起動可能な hollow JAR をプロビジョニングできます。この JAR にはサーバーのみが含まれるため、サーバーを変更して異なるアプリケーションを実行することができます。
関連情報
機能のトリムに関する情報は、機能のトリム を参照してください。