2.2. 管理インターフェイス

JBoss EAP では、主に管理コンソールと管理 CLI の 2 つの管理インターフェイスを使用して設定の指定や編集を行います。どちらのインターフェイスも、JBoss EAP のコア管理の機能を公開します。これらのインターフェイスでは、同じコア管理システムにアクセスにあたり 2 つの方法が可能になります。

管理コンソールは、JBoss EAP の web ベースの管理ツールです。サーバーの開始および停止、アプリケーションのデプロイおよびアンデプロイ、システム設定の調整、サーバー設定への永続的な変更を行うために使用できます。管理コンソールは、管理タスクを実行する機能も持ち、変更の反映にサーバーインスタンスの再起動またはリロードが必要な場合はライブ通知も行います。管理対象ドメインでは、同じドメインのサーバーインスタンスとサーバーグループをドメインコントローラーの管理コンソールから集中管理できます。

管理 CLI は、JBoss EAP のコマンドラインの管理ツールです。管理 CLI は、サーバーの開始および停止、アプリケーションのデプロイおよびアンデプロイ、システム設定の指定、およびその他の管理タスクの実行に使用できます。操作はバッチモードで実行可能で、複数のタスクをグループとして実行できます。管理 CLI は、マネージドドメインのドメインコントローラーへの接続が可能で、ドメイン上で管理操作を実行できます。管理 CLI は、web ベースの管理ツールが実行できるタスクをすべて実行でき、web ベースの管理ツールでは利用できない多くの細かな低レベル操作も実行できます。

注記

JBoss EAP に含まれる API を使用すると、JBoss EAP に同梱されるクライアントだけでなく、他のクライアントを作成して HTTP またはネイティブインターフェイス上で管理インターフェイスを呼び出しすることができます。