第8章 Logging サブシステムの調整
実稼働環境で、コンソールへのロギングを無効 にし, 適切なログレベルを設定 し、さらに ログファイルの保存に最も適した場所を指定 すると、JBoss EAP の logging サブシステムのパフォーマンスをさらに向上できます。
logging
サブシステムの設定に関する詳細は、JBoss EAP設定ガイド のロギングの章 を参照してください。
8.1. コンソールへのロギングの無効化
コンソールのロギングを無効にすると JBoss EAP のパフォーマンスを向上できます。ログをコンソールへ出力することは開発環境およびテスト環境では便利ですが、実稼働環境ではほとんどの場合で必要ありません。JBoss EAP のルートロガーには、standalone-full-ha
以外のデフォルトのスタンドアロンサーバープロファイルすべてのコンソールログハンドラーが含まれています。デフォルトの管理対象ドメインプロファイルにはコンソールハンドラーが含まれていません。
デフォルトのコンソールハンドラーをルートロガーから削除するには、以下の管理 CLI コマンドを使用します。
/subsystem=logging/root-logger=ROOT:remove-handler(name=CONSOLE)