6.4. 変数の使用
set コマンドの使用
以下のように、set
コマンドを使用すると、サーバーモデルから変数へのパスを定義できます。以下に例を示します。
set s1=/host=master/server=server-one
これは、変数を使用してホストおよびプロファイルへの参照を含めると、異なるサーバー上でスクリプトを簡単に複製できるため、管理対象ドメインで活用できます。以下に例を示します。
$s1/subsystem=datasources/data-source=ExampleDS:test-connection-in-pool
注記
変数は $
を使用して参照されます。
unset コマンドの使用
unset
コマンドを使用すると変数を削除できます。
unset prod_db
jbossclirc ファイルの使用
CLI セッション全体で変数を使用するには、これらの変数を .jbossclirc
ファイルに追加します。このファイルは EAP_HOME/bin/
ディレクトリーにあります。
以下に例を示します。
set s1=/host=master/server=server-one set s2=/host=master/server=server-two
管理 CLI を再起動して、set
コマンドを実行し、使用できる変数を確認します。
set
出力は次のようになります。
s1=/host=master/server=server-one s2=/host=master/server=server-two
変数はコマンドラインのどこにでも使用され、コマンドラインの解析中に解決されます。この例では、prod_db
変数はデータソースに解決されます。
$prod_db/statistics=jdbc:read-resource
echo コマンドの使用
echo
コマンドを使用して変数の値をチェックします。
echo $prod_db
出力は次のようになります。
/subsystem=datasources/data-source=ExampleDS
例
以下の例は、変数が表示される場所と、コマンド全体を変数で設定できることを示しています。
$prod_db:$op($param=$param_value) $cmd --$param=$param_value
注記
変数は CLI のスクリプトを作成するときに役立ちます。