第1章 JBoss EAP の管理

1.1. JBoss EAP のダウンロードおよびインストール

本ガイドでは、プラットフォームに依存しない ZIP インストールによる基本的な JBoss EAP のダウンロードおよびインストール手順を説明します。

グラフィカルインストーラーや RPM パッケージを使用して JBoss EAP をインストールする手順など、その他の詳細は インストールガイド を参照してください。

1.1.1. インストールの要件

JBoss EAP をインストールする前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。

一般的な要件

ZIP インストールの要件

  • JBoss EAP を実行するユーザーには、インストールディレクトリーへの読み書きアクセスが必要になります。
  • 適切な Java Development Kit がインストールされている必要があります。
  • Windows Server では、JAVA_HOMEPATH 環境変数が設定されている必要があります。

1.1.2. JBoss EAP のダウンロード

JBoss EAP の ZIP ファイルは Red Hat カスタマーポータルから入手できます。ZIP ファイルのインストールはプラットフォームに依存します。

  1. Red Hat カスタマーポータル にログインします。
  2. ダウンロードをクリックします。
  3. 製品のダウンロードリストの Red Hat JBoss Enterprise Application Platform をクリックします。
  4. Version ドロップダウンメニューで 7.3 を選択します。
  5. リストで Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3.0 を見つけ、Download リンクをクリックします。

1.1.3. JBoss EAP のインストール

JBoss EAP の ZIP インストールファイルをダウンロードしたら、パッケージの内容を展開してインストールできます。

  1. 必要な場合は、JBoss EAP をインストールするサーバーおよび場所に ZIP ファイルを移動します。

    注記

    JBoss EAP を実行するユーザーは、このディレクトリーへの読み書きアクセスが必要になります。

  2. ZIP アーカイブを展開します。

    $ unzip jboss-eap-7.3.0.zip
    注記

    Windows Server の場合は ZIP ファイルを右クリックし、すべて展開 を選択します。

ZIP アーカイブを展開して作成したディレクトリーは、JBoss EAP インストールの最上位ディレクトリーとなります。このディレクトリーを EAP_HOME と呼びます。