A.6. JAX-WS ツール
wsconsume
wsconsume
は、JBoss EAP で提供されるコマンドラインツールです。これを使用して、JAX-WS サービスおよび移植可能な JAX-WS サービスおよびクライアントアーティファクトを生成します。
使用方法
wsconsume
ツールは EAP_HOME/bin
ディレクトリーにあり、以下の構文を使用します。
EAP_HOME/bin/wsconsume.sh [options] <wsdl-url>
Windows には、wsconsume.bat
スクリプトを使用してください。
使用例:
Example.wsdl
WSDL ファイルから Java クラスファイルを生成EAP_HOME/bin/wsconsume.sh Example.wsdl
Example.wsdl
WSDL ファイルから Java ソースおよびクラスファイルを生成EAP_HOME/bin/wsconsume.sh -k Example.wsdl
Example.wsdl
WSDL ファイルからmy.org
パッケージに Java ソースとクラスファイルを生成EAP_HOME/bin/wsconsume.sh -k -p my.org Example.wsdl
複数のバインディングファイルを使用した Java ソースおよびクラスファイルの生成
EAP_HOME/bin/wsconsume.sh -k -b schema-binding1.xsd -b schema-binding2.xsd Example.wsdl
利用可能な wsconsume
オプションの全一覧は、--help
引数を使用するか、以下の表を参照してください。
表A.6 wsconsume オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-a、--additionalHeaders | 暗黙的な SOAP ヘッダーの処理を有効にします。 |
-b, --binding=<file> | JAX-WS バインディングまたはデプロイバインディングファイル。 |
-c --catalog=<file> | エンティティー解決用の Casis XML Catalog ファイル。 |
-d --encoding=<charset> | 生成されるソースに使用する文字セットエンコーディング。 |
-e、--extension | SOAP 1.2 バインディング拡張を有効にします。 |
-h、--help | このヘルプメッセージを表示します。 |
-j --clientjar=<name> | Web サービスを呼び出すために生成されたアーティファクトの JAR ファイルを作成します。 |
-k, --keep | Java ソースを維持/生成します。 |
-l, --load-consumer | コンシューマーを読み込み、終了します (debug ユーティリティー)。 |
-n, --nocompile | 生成されたソースをコンパイルしません。 |
-o, --output=<directory> | 生成されたアーティファクトを配置するディレクトリー。 |
-p --package=<name> | 生成されるソースのターゲットパッケージ。 |
-q, --quiet | より静かに |
-s, --source=<directory> | Java ソースを配置するディレクトリー。 |
-t, --target=<2.1 2.2> | JAX-WS 仕様のターゲット。 |
-v, --verbose | 完全例外スタックトレースを表示します。 |
-w --wsdlLocation=<loc> |
|
wsprovide
wsprovide
は、サービスエンドポイント実装の移植可能な JAX-WS アーティファクトを生成する JBoss EAP で提供されるコマンドラインツールです。また、AIA ファイルを生成するオプションもあります。
使用方法
wsprovide
ツールは EAP_HOME/bin
ディレクトリーにあり、以下の構文を使用します。
EAP_HOME/bin/wsprovide.sh [options] <endpoint class name>
Windows には wsprovide.bat
スクリプトを使用してください。
使用例:
output
ディレクトリーに移植可能なアーティファクト用のラッパークラスを生成します。EAP_HOME/bin/wsprovide.sh -o output my.package.MyEndpoint
出力ディレクトリーにラッパークラスと
output
を生成します。EAP_HOME/bin/wsprovide.sh -o output -w my.package.MyEndpoint
他の JAR を参照するエンドポイントの
output
ディレクトリーでラッパークラスを生成します。EAP_HOME/bin/wsprovide.sh -o output -c myapplication1.jar:myapplication2.jar my.org.MyEndpoint
利用可能な wsprovide
オプションの全一覧は、--help
引数を使用するか、以下の表を参照してください。
表A.7 wsprovide オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-a, --address=<address> | WSDL で生成されたポート soap:address。 |
-c, --classpath=<path> | エンドポイントが含まれるクラスパス。 |
-e、--extension | SOAP 1.2 バインディング拡張を有効にします。 |
-h、--help | このヘルプメッセージを表示します。 |
-k, --keep | Java ソースを維持/生成します。 |
-l, --load-provider | プロバイダーを読み込み、終了します (debug ユーティリティー)。 |
-o, --output=<directory> | 生成されたアーティファクトを配置するディレクトリー。 |
-q, --quiet | より静かに |
-r, --resource=<directory> | リソースのアーティファクトを配置するディレクトリー。 |
-s, --source=<directory> | Java ソースを配置するディレクトリー。 |
-t, --show-traces | 完全例外スタックトレースを表示します。 |
-w, --wsdl | WSDL ファイル生成を有効にします。 |