6.2. デフォルトのアドレス設定

初期状態では、JBoss EAP には messaging-activemq サブシステムの設定の一部として単一の address-setting 要素が含まれています。

<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:messaging-activemq:4.0">
  <server name="default">
      ...
      <address-setting
        name="#"
        dead-letter-address="jms.queue.DLQ"
        expiry-address="jms.queue.ExpiryQueue"
        max-size-bytes="10485760"
        page-size-bytes="2097152"
        message-counter-history-day-limit="10" />
      ...
  </server>
</subsystem>
注記

name 属性に単一の # を使用すると、# はすべてのアドレスに一致するため、このデフォルトの address-setting がすべての宛先に使用される設定となります。このキャッチオール設定をこのまますべてのアドレスに適用するか、独自の設定セットを必要とする各アドレスまたはアドレスグループに新しい address-setting を追加することができます。

管理 CLI を使用したアドレス設定の設定

アドレス設定は、管理 CLI または管理コンソールを使用して設定できますが、管理 CLI の方が編集用に多くの設定属性が公開されています。属性の詳細リストは、本ガイドの付録の「アドレス設定の属性」を参照してください。

新しい address-setting の追加

必要に応じて add 操作を使用して新規アドレス設定を作成します。管理 CLI セッションのルートからこのコマンドを実行できます。以下の例では、名前を指定した新しいパターンが作成されます。address-setting の設定属性を含めることができます。以下では、news.europe.# に一致する新しい address-setting が作成され、その dead-letter-address 属性が、あらかじめ作成されたキュー DLQ.news に設定されます。スタンドアロンサーバーと、full プロファイルを使用した管理対象サーバードメインの両方の例をそれぞれ示します。

/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:add(dead-letter-address=DLQ.news)
/profile=full/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:add(dead-letter-address=DLQ.news)

address-setting 属性の編集

write-attribute 操作を使用して新しい値を属性に書き込みます。タブ補完を使用すると、入力時のコマンド文字列の補完に役立つほか、利用可能な属性を明らかにできます。以下の例は、max-bearery-attempts の値を 10 に更新します。

/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:write-attribute(name=max-delivery-attempts,value=10)
/profile=full/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:write-attribute(name=max-delivery-attempts,value=10)

address-setting 属性の読み取り

値が変更されたことを確認するには、include-runtime=true パラメーターを指定して read-resource 操作を実行し、サーバーモデルでアクティブな現在の値をすべて開示します。

/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:read-resource(include-runtime=true)
/profile=full/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=news.europe.#/:read-resource(include-runtime=true)

管理コンソールを使用したアドレス設定の設定

以下の手順に従うと、管理コンソールを使用してアドレス設定の作成およびレビューを実行できます。

  1. 管理コンソールにログインします。
  2. 画面上部の設定タブを選択します。管理対象ドメインを実行している場合は、更新するプロファイルを選択します。
  3. Messaging (ActiveMQ)サーバーを選択します。
  4. メッセージングサーバーを選択します。デフォルト設定では、default という 1 台のサーバーのみが表示されます。
  5. 宛先を選択 し、表示をクリックします。
  6. アドレス設定タブを選択して、アドレス設定を設定します。

news.europe.# などの新しいパターンを追加する場合、Pattern フィールドは address-setting 要素の name 属性を参照します。管理 CLI を使用して属性の読み取り/書き込みを行う際にこの値を入力します。

管理コンソールを使用する場合は、dead-letter-addressexpiry-addressredelivery-delay、および max-delivery-attempts 属性のみを編集できます。その他の属性は、管理 CLI を使用して設定する必要があります。

メッセージングサーバーのグローバルリソースの使用設定

address-setting 要素の 3 つの属性により、メッセージングサーバーのグローバルリソースの使用を制御できます。

属性説明

global-max-memory-size

メモリーのアドレスが満杯になり、address-full-policy の適用が開始される前に、Artemis がそのアドレスのメッセージ保存に使用できるメモリーの最大量を制御します。デフォルト値は -1 で、制限なしを意味します。

global-max-disk-usage

Artemis がファイルシステムにデータを保存するために使用できる最大領域を制御します。制限に達すると、新しいメッセージはブロックされます。この属性は、ディスク上で利用可能な領域をパーセンテージで示します。最小は 0% で、最大は 100% です。デフォルト値は 100% です。

disk-scan-period

Artemis がファイルシステムで利用可能な領域をチェックする頻度を制御します。デフォルトの値は 5000 milliseconds です。