10.2.8. メッセージング用の NFS 共有ストアの設定

専用の共有のストアを使用して、データのレプリケーションに高可用性を確保する場合は、ライブサーバーとバックアップサーバーの両方を NFS クライアントの共有ディレクトリーを使用するように設定する必要があります。あるサーバーが NFS サーバーの共有ディレクトリーを使用し、別のサーバーが NFS クライアントの共有ディレクトリーを使用するように設定すると、ライブサーバーの起動時または稼働中にバックアップサーバーが認識できません。そのため正常に作動させるには、両方のサーバーで NFS クライアントの共有ディレクトリーを指定する必要があります。

NFS クライアントマウントでは、以下のオプションを設定することも必要です。

  • sync: このオプションは、すべての変更が即時にディスクにフラッシュされることを指定します。
  • intr: このオプションは、サーバーがダウンした場合やサーバーにアクセスできない場合に、NFS 要求を割り込みできるようにします。
  • noac: このオプションは、属性キャッシングを無効にし、複数のクライアント間で属性キャッシュの一貫性を実現するために必要です。
  • soft: このオプションは、エクスポートしたファイルシステムを提供するホストが利用できない場合、サーバーがオンラインに戻るのを待たずにエラーを報告するように指定します。
  • lookupcache=none: このオプションはルックアップキャッシングを無効にします。
  • timeo=n: NFS クライアントが NFS 要求を再試行するまで応答を待つ時間 (デシ秒 (10 分の 1 秒) 単位)。TCP 経由の NFS の場合、デフォルトの timeo 値は 600 (60 秒) です。UDP 経由の NFS では、クライアントは適応アルゴリズムを使用して、読み取り要求や書き込み要求など、頻繁に使用される要求のタイプに適切なタイムアウト値を予測します。
  • retrans=n: さらなるリカバリーアクションを試行する前に、NFS クライアントが要求を再試行する回数。retrans オプションが指定されていない場合、NFS クライアントは各リクエストを 3 回試行します。
重要

timeo オプションおよび retrans オプションを設定する場合、適切な値を使用することが重要です。デフォルト timeo600 デシ秒 (60 秒) と retrans 値の 5 を組み合わせると、ActiveMQ Artemis が NFS 接続の切断を検出するのを 5 分間待機する可能性があります。

高可用性を実現するために共有ファイルシステムを使用する方法の詳細は、本ガイドの「共有ストア」のセクションを参照してください。