10.2.2. 標準メッセージングジャーナルファイルシステムインスタンス

標準の JBoss EAP メッセージングコアサーバーでは、以下のジャーナルインスタンスを使用します。

バインディングジャーナル

このジャーナルは、サーバーにデプロイされた一連のキューと属性を含むバインディング関連のデータを格納するために使用されます。また、ID シーケンスカウンターなどのデータも格納します。

バインディングジャーナルは常に NIO ジャーナルであり、通常はメッセージジャーナルと比べて低スループットです。

このジャーナルのファイルには activemq-bindings というプレフィックスが付けられます。各ファイルには bindings 拡張子があります。ファイルサイズは 1048576 で、バインディングフォルダーにあります。

JMS ジャーナル

このジャーナルインスタンスは、JMS キュー、トピック、接続ファクトリー、ならびにこれらのリソースに対する JNDI バインディングなどの JMS 関連のデータをすべて格納します。

管理 API で作成されたすべての JMS リソースは、このジャーナルに永続化されます。設定ファイルで構成したリソースは一切、このジャーナルに永続化されません。JMS ジャーナルは、JMS が使用中の場合のみ作成されます。

このジャーナルのファイルには activemq-jms というプレフィックスが付けられます。各ファイルには jms 拡張子があります。ファイルサイズは 1048576 で、バインディングフォルダーにあります。

メッセージジャーナル

このジャーナルインスタンスは、メッセージ自体と duplicate-id キャッシュを含むすべてのメッセージ関連のデータを格納します。

デフォルトでは、JBoss EAP メッセージングは ASYNCIO ジャーナルの使用を試みます。ASYNCIO が利用できない場合 (たとえば、プラットフォームが正しいカーネルバージョンの Linux ではない、または ASYNCIO がインストールされていない場合など)、Java プラットフォームで利用可能な Java NIO を使用するように自動的にフォールバックします。

このジャーナルのファイルには activemq-data というプレフィックスが付けられます。各ファイルには amq 拡張子があります。ファイルサイズはデフォルトで 10485760 (設定可能) で、ジャーナルフォルダーにあります。

大きなメッセージは、JBoss EAP メッセージングによりメッセージジャーナル外部で永続化されます。詳細は、「大きなメッセージ」のセクションを参照してください。

メモリーが少なくなった場合に、JBoss EAP メッセージングがメッセージをディスクにページングするように設定することも可能です。詳細は、「ページング」のセクションを参照してください。

永続性が全く必要ない場合、JBoss EAP メッセージングは、「ゼロ永続化の JBoss EAP メッセージングの設定」のセクションで説明されているように、ストレージに一切のデータを永続化しないように設定することもできます。