6.4. カスタムモジュールの削除
カスタムモジュールは、手作業 または 管理 CLI を使用 して削除できます。
手作業によるカスタムモジュールの削除
モジュールを手作業で削除する前に、デプロイされたアプリケーションやサーバー設定 (データソースなど) がそのモジュールを必要としていないことを確認してください。
カスタムモジュールを削除するには、module.xml
ファイルと関連する JAR ファイルまたはその他のリソースが含まれる EAP_HOME/modules/
以下にあるモジュールのディレクトリーを削除します。たとえば、main
スロットのカスタム MySQL JDBC ドライバーモジュールを削除するには、EAP_HOME/modules/com/mysql/main/
ディレクトリーを削除します。
管理 CLI を使用したカスタムモジュールの削除
module remove
管理 CLI コマンドを使用するとカスタムモジュールを削除できます。
module
管理 CLI コマンドを使用したモジュールの追加および削除は、テクノロジープレビューとしてのみ提供されます。このコマンドは、管理対象ドメインでの使用や、リモートによる管理 CLI への接続時には適していません。本番環境ではモジュールを手作業で 追加 および 削除 してください。
テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat は本番環境での使用は推奨しません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
テクノロジープレビュー機能のサポート範囲については、Red Hat カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
- JBoss EAP サーバーを起動します。
管理 CLI を起動します。
$ EAP_HOME/bin/jboss-cli.sh
module remove
管理 CLI コマンドを使用してカスタムモジュールを削除します。module remove --name=MODULE_NAME
-
削除するモジュールが
main
以外のスロットにある場合は、--slot
引数を使用します。
例: MySQL モジュールの削除
module remove --name=com.mysql
-
削除するモジュールが
module --help
を実行すると、このコマンドを使用したモジュールの追加および削除の詳細を表示できます。