A.33. JGroups サブシステムの属性

jgroups サブシステムのさまざまな要素の属性は以下の表を参照してください。

注記

これらの表は、管理モデルで使用される属性名を示しています (管理 CLI を使用している場合など)。XML で使用される名前は管理モデルの名前と異なる場合があるため、XML で使用される要素を EAP_HOME/docs/schema/jboss-as-jgroups_5_0.xsd のスキーマ定義ファイルで確認してください。

表A.113 jgroups の主な属性

属性デフォルト説明

default-channel

ee

デフォルトの JGroups チャネル。

default-stack

 

デフォルトの JGroups プロトコルスタック。

チャネルの属性

channel 要素の構造は次のとおりです。

channel 属性

表A.114 channel 属性

属性デフォルト説明

cluster

 

JGroups チャネルのクラスター名。定義されていない場合はチャネルの名前が使用されます。

module

org.wildfly.clustering.server

チャネルサービスをロードするモジュール。

stack

 

JGroups チャネルのプロトコルスタック。

statistics-enabled

false

統計を有効にするかどうか。

stats-enabled

false

統計を有効にするかどうか。非推奨: 代わりに statistics-enabled 属性を使用してください。

スタックの属性

stack 要素の構造は次のとおりです。

stack 属性

表A.115 stack 属性

属性デフォルト説明

statistics-enabled

false

スタックのすべてのプロトコルが統計を収集するかどうかを示します。

protocol 属性

一般的に使用されるプロトコルのリストは、JGroups プロトコル の項を参照してください。

表A.116 protocol 属性

属性デフォルト説明

module

org.jgroups

プロトコルタイプを解決するモジュール。

properties

 

このプロトコルのプロパティー。

statistics-enabled

false

スタック設定をオーバーライドして、このプロトコルが統計を収集するかどうかを示します。

relay 属性

表A.117 relay 属性

属性デフォルト説明

module

org.jgroups

プロトコルタイプを解決するモジュール。

properties

 

このプロトコルのプロパティー。

site

 

ローカルサイトの名前。

statistics-enabled

false

スタック設定をオーバーライドして、このプロトコルが統計を収集するかどうかを示します。

remote-site 属性

表A.118 remote-site 属性

属性デフォルト説明

channel

 

このリモートサイトと通信するために使用されるブリッジチャネルの名前。

cluster

 

このリモートサイトへのブリッジチャネルのクラスター名。非推奨: 代わりに明示的に定義された channel を使用してください。

stack

 

このリモートサイトへのブリッジを作成するスタック。非推奨: 代わりに明示的に定義された channel を使用してください。

transport 属性

表A.119 transport 属性

属性デフォルト説明

default-executor

 

受信メッセージを処理するスレッドプールエグゼキューター。非推奨: 代わりに事前定義された default スレッドプールを設定してください。

diagnostics-socket-binding

 

このプロトコル層の診断ソケットバインディング仕様。通信用の IP インターフェイスとポートを指定するために使用されます。

machine

 

このノードのマシン (ホスト) 識別子。Infinispan のトポロジー認識のコンシステントハッシュ法によって使用されます。

module

org.jgroups

プロトコルタイプを解決するモジュール。

oob-executor

 

受信 OOB (out of band) メッセージを処理するスレッドプールエグゼキューター。非推奨: 代わりに事前定義された oob スレッドプールを設定してください。

properties

 

このトランスポートのプロパティー。

rack

 

サーバーラックなど、このノードのラック識別子。Infinispan のトポロジー認識のコンシステントハッシュ法によって使用されます。

shared

false

true の場合、このスタックを使用するすべてのチャネルによって基盤のトランスポートが共有されます。非推奨: 代わりにチャネルの fork を設定してください。

site

 

データセンターなど、このノードのサイト識別子。Infinispan のトポロジー認識のコンシステントハッシュ法によって使用されます。

socket-binding

 

このプロトコル層のソケットバインディング仕様。 通信用の IP インターフェイスおよびポートを指定するために使用されます。

statistics-enabled

false

スタック設定をオーバーライドして、このプロトコルが統計を収集するかどうかを示します。

thread-factory

 

非同期のトランスポート固有のタスクを処理するために使用するスレッドファクトリー。非推奨: 代わりに事前定義された internal スレッドプールを設定してください。

timer-executor

 

プロトコル関連のタイミングタスクを処理するスレッドプールエグゼキューター。非推奨: 代わりに事前定義された timer スレッドプールを設定してください。

thread-pool 属性

表A.120 thread-pool 属性

属性デフォルト説明

keepalive-time

5000L

アイドル時にプールスレッドの実行を継続すべき時間 (ミリ秒単位) 。指定されていない場合は、スレッドはエグゼキューターが終了するまで実行します。

max-threads

4

スレッドプールの最大サイズ。

min-threads

2

max-threads よりも小さいコアスレッドプールサイズ。定義されていない場合、コアスレッドプールサイズは max-threads と同じになります。

queue-length

500

キューの長さ。