3.12. Messaging
resourceAdapter 要素を使用したリモート Artemis ベースのブローカーの JMS リソースの設定
Red Hat AMQ 7 などのリモート Artemis ベースのブローカーの JMS リソースを設定するには、@JMSConnectionFactoryDefinition
アノテーションまたは @JMSDestinationDefinition
アノテーションを使用します。resourceAdapter
要素は、JMS リソースの作成に使用されるリソースアダプターを定義します。
詳細は、JBoss EAPConfiguring Messagingの JMS Resources Configuration for a Remote Artemis-based Broker を参照してください。
メッセージングサーバーのグローバルリソースの設定
address-setting
要素の新しい属性は、メッセージングサーバーのグローバルリソース使用を制御するのに役に立ちます。詳細は、JBoss EAPConfiguring Messagingの Configure Global Resource Usage for Messaging Servers を参照してください。
メッセージジャーナルファイルを開くためのタイムアウト値の設定
journal-file-open-timeout
属性を使用して、メッセージジャーナルファイルを開くタイムアウトを設定できるようになりました。
journal-file-open-timeout
属性の設定に関する詳細は、JBoss EAPメッセージングの設定Configuring Message Journal Attributes を参照してください。
Artemis ロギングコードの変更
Artemis コアプロトコルの Artemis ロギングコードが変更になりましたが、Advanced Message Queuing Protocol (AMQP) コードは変わりません。これにより、これらのコードに基づいて問題の監視を行う際に問題が発生します。
このコードは AMQP と Artemis コアプロトコル間で複製されていため、ロギングコードが変更されました。
宛先名の接頭辞を省略します。
接続ファクトリーまたはプールされた接続ファクトリーを設定して、リモート Artemis サーバーと通信する際に、宛先名の接頭辞を省略することができます。このオプションは、互換モードではないリモート Artemis 2.x との通信を設定するときに使用します。
詳細は、JBoss EAPConfiguring Messagingの Using the Integrated Artemis Resource Adapter for Remote Connections ステップ 3、Configuring the Artemis Resource Adapter to Connect to Red Hat AMQ ステップ 4 を参照してください。
ロードバランサーのメッセージング機能強化
静的 HTTP ロードバランサーの既存のサポートに加え、mod_cluster を使用するロードバランサーにも対応しました。詳細は、JBoss EAPConfiguring Messagingの ロードバランサーの背後でのメッセージング を参照してください。
ロードバランサーの背後にあるクラスターへのメッセージングに完全に対応するようになりました。HTTP ロードバランサーの背後でクラスターと通信するクライアントは、クラスタートポロジーではなく、最初の接続を再利用する必要があります。詳細は、JBoss EAPConfiguring Messagingの ロードバランサーの背後にあるメッセージング用のクライアント設定 を参照してください。
Apache Artermis に追加された処理済みメッセージ統計
Apache Artemis プロジェクトが以下の統計を追加しました。
- 処理されたメッセージ
- 中断またはロールバックされたメッセージ
これらの統計は、以下の CLI コマンドを実行して JBoss EAP で使用できるようになりました。
/subsystem=messaging-activemq/jms-bridge=bridge:read-attribute(name=message-count)
/subsystem=messaging-activemq/jms-bridge=bridge:read-attribute(name=aborted-message-count)
スタンドアロン JMS クライアントでの JGroups との検出グループの使用
スタンドアロン JMS クライアントでの JGroups との検出グループの使用は非推奨になりました。
検出グループは Netty UDP とのみ使用する必要があります。