インストールガイド

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3 向け

Red Hat Customer Content Services

概要

本ガイドには、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP) の サポートされるインストール方法 が記載されています。また、JBoss EAP をサービスとして実行するための設定手順や、JBoss EAP をアンインストールする手順も記載されています。

第1章 はじめに

1.1. Red Hat カスタマーポータル

Red Hat カスタマーポータルは、Red Hat のナレッジリソースやサブスクリプションリソースを管理する集中プラットフォームです。Red Hat カスタマーポータルでは、以下を行うことができます。

  • Red Hat エンタイトルメントやサポート契約の管理および維持。
  • 正式サポートされたソフトウェアのダウンロード。
  • 製品ドキュメントや Red Hat ナレッジベースの利用。
  • グローバルサポートサービスへの連絡。
  • Red Hat 製品のバグの登録。

カスタマーポータルは https://access.redhat.com からアクセスできます。

1.2. 本書における EAP_HOME の使用

本書では、変数 EAP_HOME を使用して JBoss EAP へのパスを示しています。この変数は JBoss EAP インストールへの実際のパスに置き換えてください。

  • ZIP インストール方法で JBoss EAP をインストールした場合、インストールディレクトリーは、ZIP アーカイブを抽出した jboss-eap-7.3 ディレクトリーとなります。
  • RPM インストール方法で JBoss EAP をインストールした場合、インストールディレクトリーは /opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly/ になります。
  • インストーラーを使用して JBoss EAP をインストールした場合、EAP_HOME のデフォルトのパスは ${user.home}/EAP-7.3.0 になります。

    • Red Hat Enterprise Linux および Solaris では、/home/USER_NAME/EAP-7.3.0/ になります。
    • Microsoft Windows の場合、C:\Users\USER_NAME\EAP-7.3.0\ になります。
  • Red Hat CodeReady Studio インストーラーを使用して JBoss EAP サーバーをインストールおよび設定した場合、EAP_HOME のデフォルトのパスは ${user.home}/devstudio/runtimes/jboss-eap になります。

    • Red Hat Enterprise Linux の場合、/home/USER_NAME/devstudio/runtimes/jboss-eap/ になります。
    • Microsoft Windows の場合、C:\Users\USER_NAME\devstudio\runtimes\jboss-eap または C:\Documents and Settings\USER_NAME\devstudio\runtimes\jboss-eap\ になります。
注記

EAP_HOME は環境変数ではありません。JBOSS_HOME がスクリプトで使用される環境変数です。

第2章 インストールの準備

2.1. JBoss EAP のインストール方法の選択

JBoss EAP 7 をインストールする方法は複数あります。状況によって最適な方法は異なります。以下の表には、各インストールタイプの概要と、関連するインストールプロセスに関する項へのリンクが記載されています。

注記

JBoss ON を使用して JBoss EAP パッチをデプロイおよびインストールする場合、ZIP インストールで対象の JBoss EAP インスタンスをインストールする必要があります。

表2.1 インストール方法

方法説明

ZIP インストール

ZIP アーカイブを使用したインストールは、サポートされるすべてのオペレーティングシステムに適しています。インスタンスを手動で展開したい場合はこの方法を使用してください。

ZIP インストールは JBoss EAP のデフォルトインストールを提供します。 設定はすべてインストールした後に行う必要があります。

JAR インストーラー

JAR インストーラーはコンソールで実行するか、グラフィカルウィザードとして実行することができます。いずれの場合も、サーバーインスタンスのインストール手順および設定手順がステップごとに表示されます。サポートされるすべてのプラットフォームでは、この方法で JBoss EAP をインストールすることが推奨されます。

このインストーラーを使用すると、クイックスタートや Maven リポジトリーなどの追加設定を行うこともできます。

RPM インストール

Red Hat Enterprise Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 7、Red Hat Enterprise Linux 8 のサポートされるインストールでは、RPM パッケージを使用して JBoss EAP をインストールできます。

2.2. JBoss EAP インストールの要件

各インストール方法には複数の要件があります。以下の表は、一般的な要件と各インストール方法に固有の要件を示しています。

表2.2 JBoss EAP インストールの要件

インストールタイプ前提条件

一般的な要件

ZIP またはインストーラーの要件

  • サポートされる Java Development Kit (JDK) がインストールされている必要があります。
  • Microsoft Windows Server では、JAVA_HOME および PATH 環境変数が設定されている必要があります。 設定されていないと、ショートカットが動作しません。

RPM の要件

  • Red Hat Subscription Manager を使用して Red Hat Enterprise Linux サーバーを登録する必要があります。
  • サポートされる Java Development Kit (JDK) がインストールされている必要があります。

第3章 JBoss EAP のインストール

3.1. ZIP インストール

3.1.1. JBoss EAP のダウンロード (ZIP インストール)

JBoss EAP の ZIP ファイルは Red Hat カスタマーポータルから入手できます。ZIP ファイルのインストールはプラットフォームに依存します。

  1. Red Hat カスタマーポータルにログインします。
  2. ダウンロードをクリックします。
  3. 製品のダウンロードリストの Red Hat JBoss Enterprise Application Platform をクリックします。
  4. Version ドロップダウンメニューで 7.3 を選択します。
  5. リストで Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3.0 を見つけ、Download リンクをクリックします。

3.1.2. JBoss EAP のインストール (ZIP インストール)

JBoss EAP の ZIP インストールファイルをダウンロードしたら、パッケージの内容を展開するとインストールできます。

  1. 必要な場合は、JBoss EAP をインストールするサーバーおよび場所に ZIP ファイルを移動します。

    注記

    JBoss EAP を実行するユーザーは、このディレクトリーへの読み書きアクセスが必要になります。

  2. ZIP アーカイブを展開します。

    $ unzip jboss-eap-7.3.0.zip
    注記

    Windows Server の場合は ZIP ファイルを右クリックし、すべて展開 を選択します。

ZIP アーカイブを展開して作成したディレクトリーは、JBoss EAP インストールの最上位ディレクトリーとなります。このディレクトリーを EAP_HOME と呼びます。

3.2. インストーラーによるインストール

3.2.1. JBoss EAP のダウンロード (インストーラーによるインストール)

JBoss EAP JAR インストーラーは Red Hat カスタマーポータルから入手できます。.jar アーカイブを使用して、グラフィカルまたはテキストベースのインストーラーを実行できます。サポートされるすべてのプラットフォームで、インストーラーによる JBoss EAP のインストールが推奨されます。

JBoss EAP インストーラーのダウンロード

  1. ブラウザーを開き、Red Hat カスタマーポータル (https://access.redhat.com) にログインします。
  2. ダウンロードをクリックします。
  3. 製品のダウンロードリストの Red Hat JBoss Enterprise Application Platform をクリックします。
  4. Version ドロップダウンメニューで 7.3 を選択します。
  5. リストで Red Hat JBoss Enterprise Application 7.3.0 Installer を見つけ、Download リンクをクリックします。

3.2.2. JBoss EAP インストーラーの実行

JBoss EAP JAR インストーラーは、グラフィカルまたはテキストモードで実行できます。

JBoss EAP グラフィカルインストーラーの実行

  1. ターミナルを開き、ダウンロードした JBoss EAP インストーラーの JAR ファイルが含まれるディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行して、グラフィカルインストーラーを起動します。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar
  3. 以下の表の手順を実行します。

    表3.1 JBoss EAP インストーラー画面

    画面の名前どのような場合に表示されるか説明

    言語の選択

    常時

    インストーラーの言語を選択し、OK をクリックします。

    ライセンス同意書

    常時

    RED HAT JBOSS MIDDLEWARE のエンドユーザーライセンス契約。

    「このライセンス契約の条件に同意します。 」を選択し、次へ をクリックします。

    インストールパス

    常時

    JBoss EAP のインストールパスを選択し、次へ をクリックします。

    コンポーネントの選択

    常時

    インストールするコンポーネントを選択します。必要なコンポーネントは選択を解除できません。

    図3.1 JBoss EAP インストーラー: コンポーネント選択画面

    JBoss EAP Installer - Component Selection Screen

    管理ユーザーの作成

    常時

    管理ユーザーを作成し、パスワードを割り当てます。次へ をクリックします。

    インストールの概要

    常時

    インストールオプションを確認した後、次へ をクリックします。

    コンポーネントのインストール

    常時

    インストールの処理が完了したら、次へ をクリックします。

    ランタイム環境の設定

    常時

    JBoss EAP インストールのデフォルト設定を選択するか、インストーラーで詳細設定を実行することができます。デフォルト設定を選択しても、後で JBoss EAP 管理インターフェースを使用して設定を変更できます。

    デフォルト設定の実行 または 詳細設定の実行 を選択し、設定する項目を選択してから 次へ をクリックします。

    図3.2 JBoss EAP インストーラー: ランタイム環境設定画面

    JBoss EAP Installer - Configure Runtime Environment Screen

    パスワード vault の設定

    ランタイム環境の詳細設定でパスワード vault のインストールを選択したとき。

    暗号化されたキーストアに機密パスワードをすべて保存するようにパスワード vault を設定し、次へ をクリックします。詳細は、『How To Configure Server Security』のパスワード vault に関する情報を参照してください。

    図3.3 JBoss EAP インストーラー: パスワード vault 設定画面

    JBoss EAP Installer - Configure Password Vault Screen

    SSL セキュリティー

    ランタイム環境の詳細設定で SSL セキュリティーの有効化を選択したとき。

    JBoss EAP 管理インターフェースをセキュア化する SSL キーストアおよびキーストアパスワードを指定し、次へ をクリックします。詳細は、『How To Configure Server Security』の 管理インターフェースのセキュア化に関する情報を参照してください。

    警告

    Red Hat では、影響するすべてのパッケージで TLSv1.1 または TLSv1.2 を利用するために SSLv2、SSLv3、および TLSv1.0 を明示的に無効化することを推奨しています。

    LDAP の設定

    ランタイム環境の詳細設定で LDAP 認証の有効化を選択したとき。

    LDAP ディレクトリーサーバーを管理コンソール、管理 CLI、および管理 API の認証ソースとして使用するよう LDAP 認証を有効にします。指定後に 次へ をクリックします。詳細は、『How to Configure Identity Management』の LDAP に関する情報を参照してください。

    図3.4 JBoss EAP インストーラー: LDAP 設定画面

    JBoss EAP Installer - LDAP Configuration Screen

    LDAP セキュリティーレルムの設定

    ランタイム環境の詳細設定で LDAP 認証の有効化を選択したとき。

    前のステップで定義された LDAP 接続を使用して、新しいセキュリティーレルムが作成され、管理インターフェースに関連付けされます。

    LDAP 環境の値を指定した後、次へ をクリックします。詳細は、『How to Configure Identity Management』の LDAP に関する情報を参照してください。

    図3.5 JBoss EAP インストーラー: LDAP セキュリティーレルム設定画面

    JBoss EAP Installer - LDAP Security Realm Configuration Screen

    セキュリティードメインの設定

    ランタイム環境の詳細設定でセキュリティードメインの追加を選択したとき。

    JBoss EAP サーバーインスタンスのセキュリティードメインを設定します。ほとんどのフィールドにはすでにデフォルト値が入力されており、変更する必要はありません。指定後に 次へ をクリックします。詳細は『セキュリティーアーキテクチャー』の「セキュリティードメイン」を参照してください。

    図3.6 JBoss EAP インストーラー: セキュリティードメイン設定画面

    JBoss EAP Installer - Security Domain Configuration Screen

    JSSE 設定

    ランタイム環境の詳細設定でセキュリティードメインの追加を選択したとき。

    キーストアまたはトラストストアのいずれかを使用して、前のステップで定義されたセキュリティードメインの Java Secure Socket Extension (JSSE) を設定します。指定後に 次へ をクリックします。

    図3.7 JBoss EAP インストーラー: JSSE 設定画面

    JBoss EAP Installer - JSSE Configuration Screen

    クイックスタート

    ランタイム環境の詳細設定でクイックスタートのインストールを選択したとき。

    クイックスタートのインストールパスを選択し、次へ をクリックします。

    Maven リポジトリーのセットアップ

    ランタイム環境の詳細設定でクイックスタートのインストールを選択したとき。

    Maven リポジトリーと設定ファイルを選択します。

    図3.8 JBoss EAP インストーラー: Maven リポジトリーセットアップ画面

    JBoss EAP Installer - Installer - Maven Repository Setup Screen

    ソケットバインディング

    ランタイム環境の詳細設定でサーバーポートバインディングの設定を選択したとき。

    インストールでデフォルトのポートバインディングを使用するかどうか、すべてのデフォルトバインディングにポートオフセットを設定するかどうか、またはカスタムポートバインディングを設定するかどうかを決定します。

    ポートオフセットの設定を選択した場合は、オフセット番号を選択します。

    カスタムバインディングの設定を選択した場合は、ポートを設定するモード (スタンドアロンモード、ドメインモード、または両方のモード) を選択します。

    ホストが IPv6 専用で設定されている場合は、ピュア IPv6 設定の有効化 チェックボックスを選択します。これにより、インストーラーによって必要な設定変更が行われます。

    次へ をクリックします。

    図3.9 JBoss EAP インストーラー: ソケットバインディング画面

    JBoss EAP Installer - Socket Bindings Screen

    スタンドアロン設定のカスタムソケットバインディング

    スタンドアロンモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき。

    各スタンドアロン設定 (standalonestandalone hastandalone full、および standalone full-ha) にポートおよびシステムプロパティーを設定し、次へ をクリックします。

    図3.10 JBoss EAP インストーラー: スタンドアロン設定のカスタムソケットバインディングの画面

    JBoss EAP Installer - Custom Socket Bindings for Standalone Configurations Screen

    ドメイン設定のカスタムソケットバインディング

    ドメインモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき。

    ホスト設定 (domain host) および各ドメインプロファイル (domain defaultdomain hadomain full、および domain full-ha) にポートおよびシステムプロパティーを設定し、次へ をクリックします。

    図3.11 JBoss EAP インストーラー: ドメイン設定のカスタムソケットバインディングの画面

    JBoss EAP Installer - Custom Socket Bindings for Domain Configurations Screen

    ロギングのオプション

    ランタイム環境の詳細設定でロギングレベルの設定を選択したとき。

    希望するロギングレベルを選択し、次へ をクリックします。

    JSF の設定

    ランタイム環境の詳細設定で JSF 実装のインストールを選択したとき。

    JSF オプションと JSF JAR へのパスを設定し、次へ をクリックします。詳細は、『設定ガイド』の「JSF 実装のインストール」を参照してください。

    図3.12 JBoss EAP インストーラー - JSF セットアップ画面

    JBoss EAP Installer - JSF Setup Screen

    JDBC ドライバーのセットアップ

    ランタイム環境の詳細設定で JDBC ドライバーをインストールすることを選択したとき。

    JDBC ドライバーをインストールおよびセットアップします。ドロップダウンリストから適切なドライバーのベンダーを選択し、ドライバー JAR の場所を指定します。指定後に 次へ をクリックします。詳細は『設定ガイド』の データソース JDBC ドライバーの情報を参照してください。

    図3.13 JBoss EAP インストーラー: JDBC ドライバーセットアップ画面

    JBoss EAP Installer - JDBC Driver Setup Screen

    データソースのセットアップ

    ランタイム環境の詳細設定で JDBC ドライバーとデータソースのインストールを選択したとき。

    アプリケーションが使用できるデータソースを設定します。データソースの名前を指定し、他のフィールドを設定してから 次へ をクリックします。詳細は、『設定ガイド』の データソースの管理に関する情報を参照してください。

    図3.14 JBoss EAP インストーラー: データソースセットアップ画面

    JBoss EAP Installer - Datasource Setup Screen

    サーバーの設定

    常時

    設定の処理が完了したら 次へ をクリックします。

    ショートカットの設定

    常時

    スタートメニューにショートカットチェックボックスを選択し、ショートカットを作成します。英数字、ダッシュ (-)、および アンダースコア (_) のみを使用できます。Microsoft Windows では、スラッシュ (/) および バックスラッシュ (\) みを使用できます。次へ をクリックします。

    インストールの完了

    常時

    選択したインストールオプションを後々自動インストールで使用する場合は インストールスクリプトとプロパティーファイルを生成します をクリックします。 次に、完了 をクリックします。

    インストールが完了しました。インストーラーによって作成されたディレクトリーはサーバーの最上位ディレクトリーとなります。このディレクトリーを EAP_HOME と呼びます。

JBoss EAP のテキストベースインストーラーの実行

  1. ターミナルを開き、ダウンロードした JBoss EAP インストーラーの JAR が含まれるディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行して、テキストベースのインストーラーを起動します。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar -console
  3. 指示に従って JBoss EAP をインストールします。インストーラーによって作成されたディレクトリーはサーバーの最上位ディレクトリーとなります。このディレクトリーを EAP_HOME と呼びます。

3.3. RPM インストール

注記

Red Hat Enterprise Linux 7 より、チャンネル という表現は リポジトリー に変更になりました。これらの手順では、リポジトリー という表現のみが使用されています。

3.3.1. リポジトリーの選択

RPM から JBoss EAP をインストールするには、Red Hat Enterprise Linux Server ベースのソフトウェアリポジトリーへのサブスクリプションと、JBoss EAP の minor リポジトリーへのサブスクリプションの両方が必要になります。

JBoss EAP リポジトリーでは、JBoss EAP の minor リポジトリーの 1 つにサブスクライブする必要があります。minor リポジトリーは、JBoss EAP 7 の特定のマイナーリリースと適用対象となるすべてのパッチを提供します。これにより、JBoss EAP 7 の同じマイナーバージョンを維持しながら最新の深刻度が高いパッチとセキュリティーパッチを適用できます。

たとえば、このリポジトリーから更新を行うと、指定の JBoss EAP マイナーバージョンのパッチおよびセキュリティー更新が含まれますが、JBoss EAP 7.3 から JBoss EAP 7.4 へのアップグレードは含まれません (7.3 がリリース済みの場合)。

3.3.1.1. JBoss EAP 7 の minor リポジトリーのサブスクリプション

  1. Red Hat サブスクリプションマネージャーを使用して、Red Hat Enterprise Linux システムがお持ちのアカウントに登録されているようにしてください。詳細は、Red Hat Subscription Management に関するドキュメント を参照してください。
  2. Red Hat サブスクリプションマネージャーを使用して以下のコマンドを実行し、JBoss EAP 7 の minor リポジトリーの 1 つにサブスクライブします。必ず以下を行なってください。

    • EAP_MINOR_VERSION を目的の JBoss EAP マイナー バージョンに置き換えてください。たとえば、本リリースのマイナーバージョンの場合は 7.3 を入力します。
    • ご使用の Red Hat Enterprise Linux のバージョンに応じて、RHEL_VERSION6 または 7 に置き換えてください。

      # subscription-manager repos --enable=jb-eap-EAP_MINOR_VERSION-for-rhel-RHEL_VERSION-server-rpms
    • Red Hat Enterprise Linux 8 の場合は、以下のコマンドを使用します。

      # subscription-manager repos --enable=jb-eap-EAP_MINOR_VERSION-for-rhel-RHEL_VERSION-ARCH-rpms

3.3.2. JBoss EAP のインストール (RPM インストール)

JBoss EAP のインストール

以下のいずれかのコマンドを実行してサブスクライブしたリポジトリーから JBoss EAP をインストールします。

  • JBoss EAP および JDK 8 をインストールします。
# yum groupinstall jboss-eap7
  • JBoss EAP および JDK 11 をインストールします。JDK 11 は、Red Hat Enterprise Linux 7 以降で利用できます。

    • Red Hat Enterprise Linux 7

      # yum groupinstall jboss-eap7-jdk11
    • Red Hat Enterprise Linux 8

      # dnf groupinstall jboss-eap7-jdk11

groupinstall コマンドは、そのバージョンの JDK がシステムにインストールされていない場合、指定されたバージョンの JDK をインストールします。すでに別のバージョンの JDK が存在する場合は、コマンド実行後に複数の JDK をインストールする必要があります。

groupinstall の完了後にシステムに複数の JDK がインストールされている場合は、JBoss EAP の実行に使用する JDK を確認してください。デフォルトでは、システムのデフォルトの JDK が使用されます。

以下の方法で、デフォルトを変更することができます。

  • alternatives コマンドを使用して、システム全体の設定を変更します。

    # alternatives --config java

    このコマンドは、インストールされた JDK のリストと、特定の JDK をデフォルトとして設定する手順を表示します。

  • 『設定ガイド』の「RPM サービス設定プロパティー」で説明されているように、JAVA_HOME プロパティーから JBoss EAP で使用される JDK を変更します。

インストールが完了します。RPM インストールのデフォルトの EAP_HOME パスは /opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly になります。

重要

RPM インストールで JBoss EAP をインストールした場合、複数のドメインまたはホストコントローラーを同じマシン上に設定することはサポートされません。

3.3.3. リポジトリーの変更

JBoss EAP インストールのライフサイクルの間に、サブスクライブする JBoss EAP リポジトリーを変更する必要が生じる可能性があります。リポジトリーの変更は以下の場合のみサポートされます。

「current」リポジトリーから「minor」リポジトリーへの変更

最新の「minor」リポジトリーへ変更する場合はサポートされます。

重要

JBoss EAP 7.3 より、JBoss EAP の current リポジトリーは利用できなくなりました。以前のリリースの JBoss EAP で current リポジトリーにサブスクライブした場合、本リリースではサブスクリプションを minor リポジトリーの 1 つに変更する必要があります。

minor リポジトリーから他の minor リポジトリーへの変更
JBoss EAP の次のマイナーバージョンへ変更する場合はサポートされます。たとえば、JBoss EAP 7.0 から JBoss EAP 7.1 への変更はサポートされますが、JBoss EAP 7.0 から JBoss EAP 7.2 への変更はサポートされません

前提条件

JBoss EAP リポジトリーの変更

  1. リポジトリーを変更する前に、以下のコマンドを実行して JBoss EAP インストールに適用できる更新がすべて適用されるようにしてください。

    # yum update
  2. Red Hat サブスクリプションマネージャーを使用して、現在サブスクライブしているリポジトリーのサブスクリプションを解除し、変更する新しいリポジトリーにサブスクライブします。以下のコマンドの EXISTING_REPOSITORY および NEW_REPOSITORY は適切なリポジトリー名に置き換えてください。

    # subscription-manager repos --disable=EXISTING_REPOSITORY --enable=NEW_REPOSITORY

3.4. 自動インストーラーによるインストール

JAR インストーラーを使用して JBoss EAP をインストールすると、以前のインストールから生成されたインストールスクリプトを使用して、今後のインストールを同じ設定内容で自動化できます。

警告

自動化インストーラーは後方互換性を維持しません。旧バージョンの JBoss EAP から生成されたインストールスクリプトを自動インストーラーに使用することはできません。同じマイナーバージョンの JBoss EAP (JBoss EAP 7.3 など) から生成されたインストールスクリプトのみを使用してください。

前提条件

  • JAR インストーラーを使用して自動インストールスクリプトを生成します。自動インストールスクリプトは XML ファイルです。

自動インストーラーによるインストール

  1. ターミナルを開き、ダウンロードした JBoss EAP インストーラーの JAR ファイルが含まれるディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを実行し、自動インストールスクリプトの XML ファイルを使用して JBoss EAP をインストールします。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar auto.xml

    デフォルトでは、JBoss EAP の設定に必要なパスワードを入力するよう求められます。インストール用のパスワードを事前設定すると、無人インストールを実行できます。

    注記

    自動インストールスクリプトの XML ファイルをネットワークホストに保存し、そのファイルをインストールで使用するよう、HTTP または FTP を使用してインストーラーを示すことができます。例を以下に示します。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar http://network-host.local/auto.xml
    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar ftp://network-host.local/auto.xml

3.4.1. 無人自動インストーラーによるインストール

前提条件

  • JAR インストーラーを使用して自動インストールスクリプトを生成します。自動インストールスクリプトは XML ファイルです。

無人自動インストーラーによるインストールを実行するには、JBoss EAP のインストールに必要なパスワードを事前設定する必要があります。

以前のインストーラーによるインストールからインストールスクリプトの XML ファイルが生成されると、未完成のインストールスクリプト変数ファイルも生成されます。このファイル名はインストールスクリプトファイルと同じですが、末尾に .variables が付きます。

この変数ファイルには、無人自動インストールに必要なキーおよびパスワードパラメーターのリストが含まれています。

必要なパスワードは、完全な変数ファイルまたはインストーラーコマンド実行時の引数として指定できます。

変数ファイルを使用した無人自動インストーラーによるインストール

  1. テキストエディターで .variables ファイルを開き、各キーにパスワードの値を指定します。例を以下に示します。

    adminPassword = password#2
    vault.keystorepwd = vaultkeystorepw
    ssl.password = user12345
  2. 自動インストールスクリプトの XML ファイルを使用してインストーラーを実行します。完全な変数ファイルがインストールスクリプトの XML ファイルと同じディレクトリーにあり、ファイル名が変更されていなければ、インストーラーによって変数ファイルが自動的に検出されます。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar auto.xml
    
    Checking for corresponding .variables file
    Variables file detected: auto.xml.variables
    [ Starting automated installation ]
    ...

    別の方法として、-variablefile を使用して変数ファイルへのパスを指定することもできます。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar auto.xml -variablefile auto.xml.variables

-variables 引数を使用した無人自動インストーラーによるインストール

  1. 自動インストールスクリプトの XML ファイルを使用してインストーラーを実行し、-variables 引数を使用して、必要なパスワードをキーと値のペアとして指定します。例を以下に示します。

    $ java -jar jboss-eap-7.3.0-installer.jar auto.xml -variables adminPassword=password#2,vault.keystorepwd=vaultkeystorepw,ssl.password=user12345
    注記

    -variables のキーと値のペアを指定するとき、空白を入れないことが重要になります。

第4章 サービスとして実行するよう JBoss EAP を設定

4.1. Red Hat Enterprise Linux で JBoss EAP をサービスとして設定 (ZIP およびインストーラーによるインストール)

前提条件

Red Hat Enterprise Linux で JBoss EAP をサービスとして設定

  1. jboss-eap.conf ファイルの起動オプションをカスタマイズします。

    起動スクリプトと関連する設定ファイルは EAP_HOME/bin/init.d/ ディレクトリーにあります。テキストエディターで jboss-eap.conf を開き、JBoss EAP インストールのオプションを設定します。

    jboss-eap.conf ファイルには複数のオプションがありますが、最低でも JBOSS_HOMEJBOSS_USER の正しい値を指定する必要があります。

    該当する行をアンコメントおよび編集すると、設定ファイルの他のオプションをカスタマイズできます。カスタマイズしないと、デフォルトの動作としてサーバーはデフォルトの設定ファイル standalone.xml を使用して、スタンドアロン JBoss EAP サーバーを起動します。

    注記

    JBoss EAP を管理対象ドメインとして起動する場合は、JBOSS_MODE=domainjboss-eap.conf に追加します。

    カスタムの ドメイン設定ファイル を指定するには、JBOSS_DOMAIN_CONFIG=DOMAIN_CONFIG_FILE.xml および JBOSS_HOST_CONFIG=HOST_CONFIG_FILE.xml を追加します。デフォルトでは、JBoss EAP は domain.xml および host.xml をドメイン設定ファイルとして使用します。

  2. サービスファイルをシステムディレクトリーにコピーします。

    1. 変更したサービス設定ファイルを /etc/default ディレクトリーにコピーします。

      $ sudo cp EAP_HOME/bin/init.d/jboss-eap.conf /etc/default
    2. サービス起動スクリプトを /etc/init.d ディレクトリーにコピーし、実行パーミッションを付与します。

      $ sudo cp EAP_HOME/bin/init.d/jboss-eap-rhel.sh /etc/init.d
      $ sudo chmod +x /etc/init.d/jboss-eap-rhel.sh
  3. chkconfig サービス管理コマンドを使用して、自動的に起動されるサービスのリストに新しい jboss-eap-rhel.sh サービスを追加します。

    $ sudo chkconfig --add jboss-eap-rhel.sh
  4. 以下のコマンドの 1 つを使用して、サービスが正しくインストールされたことをテストします。

    1. Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

      $ sudo service jboss-eap-rhel.sh start
    2. Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合:

      $ sudo service jboss-eap-rhel start

    サービスが起動します。エラーが発生した場合はエラーログを確認し、設定ファイルのオプションが正しく設定されていることを確認してください。

  5. Red Hat Enterprise Linux サーバーの起動時にサービスが自動的に起動するようにするには、以下のコマンドを実行します。

    $ sudo chkconfig jboss-eap-rhel.sh on

JBoss EAP サービスを削除する場合は、以下の手順に従います。

Red Hat Enterprise Linux での JBoss EAP サービスの削除

  1. サービスが実行中である場合は、ターミナルを開き、以下のコマンドの 1 つを使用してサービスを停止します。

    1. Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

      $ sudo service jboss-eap-rhel.sh stop
    2. Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合:

      $ sudo service jboss-eap-rhel stop
  2. サービスのリストから JBoss EAP を削除します。

    $ sudo chkconfig --del jboss-eap-rhel.sh
  3. サービス設定ファイルと起動スクリプトを削除します。

    $ sudo rm /etc/init.d/jboss-eap-rhel.sh
    $ sudo rm /etc/default/jboss-eap.conf

4.2. Red Hat Enterprise Linux で JBoss EAP をサービスとして設定 (RPM インストール)

前提条件

  • JBoss EAP を RPM インストールとしてインストールします。
  • サーバーの管理者特権。
重要

単一のマシン上に複数の JBoss EAP インスタンスをシステムサービスとして設定することはサポートされません。

JBoss EAP の RPM インストールは、JBoss EAP をサービスとして実行するために必要なものをすべてインストールします。以下のコマンドの 1 つを実行して、システム起動時に自動的に開始するよう JBoss EAP サービスをアクティブ化します。

以下のコマンドでは、EAP_SERVICE_NAMEeap7-standalone (スタンドアロン JBoss EAP サーバーの場合) または eap7-domain (管理対象ドメインの場合) に置き換えます。

  • Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

    chkconfig EAP_SERVICE_NAME on
  • Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合:

    systemctl enable EAP_SERVICE_NAME.service

要求に応じて JBoss EAP の RPM インストールを開始または停止するには、JBoss EAP『設定ガイド』の RPM の手順に関する情報 を参照してください。

注記

詳細やオプションについては、JBoss EAP『設定ガイド』の付録に記載されている「RPM サービス設定ファイル」を参照してください。

4.3. Microsoft Windows Server で JBoss EAP をサービスとして設定

前提条件

  • JBoss EAP を ZIP または インストーラー でインストールします。
  • サーバーの管理者特権。
  • JAVA_HOME システム環境変数を設定する必要があります。
  • JBoss EAP 7 サーバーインスタンスが実行されていない必要があります。
重要

set コマンドを使用して Windows Server コマンドプロンプトでシステム環境変数を設定すると、環境変数は永続的に設定されません。setx コマンドを使用するか、コントロールパネルシステムインターフェースを使用する必要があります。

Microsoft Windows Server で JBoss EAP をサービスとして設定

  1. 以下の 2 つのシステム環境変数を作成します。

    • JBoss EAP インストールディレクトリーを示す JBOSS_HOME
    • NOPAUSE=1
  2. JBoss Core Services Jsvc パッケージのインストール

    設定されていない場合は、JBoss Core Services Jsvc パッケージをダウンロードし、展開します。

    1. ブラウザーを開き、Red Hat カスタマーポータルで JBoss の Software Downloads ページにログインします。
    2. Product ドロップダウンメニューから Apache Jsvc を選択します。
    3. Version ドロップダウンメニューで最新のバージョンを選択します。
    4. システムのプラットフォームとアーキテクチャーに対応する Red Hat JBoss Core Services Apache Jsvc を見つけ、Download リンクをクリックします。
    5. JBoss EAP インストールディレクトリーが含まれるディレクトリーでダウンロードした ZIP ファイルを展開します。

      展開すると、JBoss EAP インストールディレクトリーと同じ階層に jbcs-jsvc-<VERSION> ディレクトリーが作成されます。例を以下に示します。

      C:\Program Files
      ├── jboss-eap-7.3
      │   ├── bin
      │   └── ...
      └── jbcs-jsvc-<VERSION>
  3. サービスのインストール

    ターミナルを開き、EAP_HOME\bin ディレクトリーに移動します。

    以下は、スタンドアロンサーバーまたは管理対象ドメインのサーバーに新しいサービスを作成する基本的な service.bat install コマンドの例になります。可能なオプションをすべて表示するには、引数を指定せずに service.bat を実行します。

    重要

    /jbossuser および /jbosspass パラメーターを指定する場合は、JBoss EAP ユーザーのパスワードにハッシュ (#) またはセミコロン (;) が含まれないようにする必要があります。

    以下のコマンドを実行します。 サービスのログレベルは必要に応じて変更してください。

    1. スタンドアロンサーバーの場合:

      service.bat install /loglevel INFO
    2. 管理対象ドメインのサーバーの場合

      /host パラメーターを使用して、サービスによって制御されている JBoss EAP ホストコントローラーの名前を指定します。管理 CLI で ls /host を実行すると、名前の有効な値を表示できます。

      以下のコマンドの EAP_HOST_NAME は JBoss EAP ホストコントローラー名に置き換えてください。JBoss EAP のホストコントローラー名を提供せずに /host パラメーターを指定すると、デフォルトで master が名前として使用されます。

      service.bat install /host EAP_HOST_NAME /loglevel INFO

    JBossEAP7 という名前の新しい Windows サービスが作成されます。

  4. Services コンソールでの新規サービスの検証

    Windows の Services コンソール (services.msc) を開き、サービスが作成されたことを確認します。

    デフォルトのサービス名が使用された場合は、Windows サービスのリストに新しいサービスの名前 JBoss EAP7 が表示されます。サービスコンソールからサービスを起動および停止でき、さらにサービスの起動方法および起動時に関する設定を変更できます。

  5. ターミナルから JBoss EAP サービスを起動および停止

    ターミナルからサービスを起動するには、以下のコマンドを使用します (必要な場合は、サービス名を変更します)。

    net start JBossEAP7

    ターミナルからサービスを停止するには、以下のコマンドを使用します (必要な場合は、サービス名を変更します)。

    net stop JBossEAP7

JBoss EAP サービスを削除する場合は、以下の手順に従います。

Microsoft Windows Server の JBoss EAP サービスの削除

  1. サービスが実行中の場合は最初にターミナルを開き、サービス名を指定して net stop コマンドを実行し、サービスを停止します。

    net stop JBossEAP7
  2. ターミナルで、EAP_HOME\bin ディレクトリーに移動し、以下のコマンドを実行します。

    service.bat uninstall

4.4. Jsvc を使用して JBoss EAP をサービスとして設定

JBoss Core Services コレクションの Apache Jsvc コンポーネントを使用すると、Red Hat Enterprise Linux および Solaris で JBoss EAP をバックグラウンドサービスとして実行できます。

注記

JBoss EAP の Jsvc サポートの主な目的は、Microsoft Windows および Solaris 上で JBoss EAP をサービスとして実行することです。Jsvc は Red Hat Enterprise Linux 上で動作しますが、Red Hat Enterprise Linux で JBoss EAP をサービスとして実行するには ネイティブメソッド の使用が強く推奨されます。

Jsvc は、Java アプリケーションをバックグラウンドサービスとして UNIX 系プラットフォーム上で実行できるようにするライブラリーとアプリケーションのセットです。これにより、アプリケーションは特権ユーザーとして操作を実行でき、実行後に非特権ユーザーに切り替えできます。

Jsvc はランチャープロセス、コントローラープロセス、および制御されたプロセスの 3 つのプロセスを使用します。制御されたプロセスはメインの Java スレッドでもあります。JVM がクラッシュすると、コントローラープロセスが 60 秒以内に JVM を再起動します。Jsvc はデーモンプロセスで、JBoss EAP 7 では特権ユーザーによって起動される必要があります。

JBoss Core Services Jsvc パッケージのインストール

  • ZIP またはインストーラーによるインストールの場合

    1. ブラウザーを開き、Red Hat カスタマーポータルで JBoss の Software Downloads ページにログインします。
    2. Product ドロップダウンメニューから Apache Jsvc を選択します。
    3. Version ドロップダウンメニューで最新のバージョンを選択します。
    4. システムのプラットフォームとアーキテクチャーに対応する Red Hat JBoss Core Services Apache Jsvc を見つけ、Download リンクをクリックします。
    5. JBoss EAP インストールディレクトリーが含まれるディレクトリーでダウンロードした ZIP ファイルを展開します。

      展開すると、JBoss EAP インストールディレクトリーと同じ階層に jbcs-jsvc-<VERSION> ディレクトリーが作成されます。例を以下に示します。

      /var/opt/
      ├── jboss-eap-7.3
      │   ├── bin
      │   └── ...
      └── jbcs-jsvc-<VERSION>
    6. Jsvc を使用して JBoss EAP を起動するコマンドの例では、jboss ユーザーがすでに作成されていることを仮定します。JBoss EAP のユーザーを作成していない場合は、以下のコマンドを実行し、jboss ユーザーおよびグループを作成します。

      # groupadd -f -g 185 -r jboss
      # useradd -r -u 185 -g jboss -d EAP_HOME -s /sbin/nologin -c "JBoss" jboss
  • Red Hat Enterprise Linux での RPM インストールの場合

    1. Red Hat サブスクリプション管理にログインします。
    2. サブスクライバーイベントリーシステムをクリックします。
    3. ご使用のオペレーティングシステムバージョンとアーキテクチャーの JBoss Core Services CDN リポジトリーにサブスクライブします。

      1. Red Hat Enterprise Linux 6 の場合

        • jb-coreservices-1-for-rhel-6-server-rpms
      2. Red Hat Enterprise Linux 7 以降の場合:

        • jb-coreservices-1-for-rhel-7-server-rpms
    4. root ユーザーで以下のコマンドを実行し、Jsvc をインストールします。

      # yum groupinstall jbcs-jsvc
注記

必ず JAVA_HOME システム環境変数を設定してください。

Jsvc を使用して JBoss EAP をスタンドアロンサーバーとして起動

以下のコマンドは、Jsvc を使用してスタンドアロンモードの JBoss EAP を起動および停止するために使用されます。以下の表には、ZIP/インストーラー JBoss EAP インストールまたは RPM インストールのコマンドに必要なパスが示されています。

表4.1 ZIP/Installer インストールの Jsvc ファイルの場所 - スタンドアロンサーバー

手順のファイル参照ファイルの場所

JSVC_BIN

EAP_HOME/../jbcs-jsvc-<VERSION>/sbin/jsvc

JSVC_JAR

EAP_HOME/../jbcs-jsvc-<VERSION>/lib/commons-daemon.jar

CONF_DIR

EAP_HOME/standalone/configuration

LOG_DIR

EAP_HOME/standalone/log

表4.2 RPM インストールの Jsvc ファイルの場所 - スタンドアロンサーバー

手順のファイル参照ファイルの場所

JSVC_BIN

/usr/bin/jbcs-jsvc/jsvc

JSVC_JAR

/usr/bin/jbcs-jsvc/commons-daemon.jar

CONF_DIR

/opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly/standalone/configuration

LOG_DIR

/opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly/standalone/log

Jsvc を使用してスタンドアロン JBoss EAP サーバーを起動します。

$ JSVC_BIN \
 -outfile LOG_DIR/jsvc.out.log   \
 -errfile LOG_DIR/jsvc.err.log   \
 -pidfile LOG_DIR/jsvc.pid  \
 -user jboss \
 -D[Standalone] -XX:+UseCompressedOops -Xms1303m \
 -Xmx1303m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/server.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -cp EAP_HOME/jboss-modules.jar:JSVC_JAR \
 -Djboss.home.dir=EAP_HOME \
 -Djboss.server.base.dir=EAP_HOME/standalone   \
 @org.jboss.modules.Main -start-method main \
 -mp EAP_HOME/modules \
 -jaxpmodule javax.xml.jaxp-provider \
 org.jboss.as.standalone

Jsvc を使用してスタンドアロン JBoss EAP サーバーを停止します。

$ JSVC_BIN \
 -stop \
 -outfile LOG_DIR/jsvc.out.log   \
 -errfile LOG_DIR/jsvc.err.log   \
 -pidfile LOG_DIR/jsvc.pid  \
 -user jboss \
 -D[Standalone] -XX:+UseCompressedOops -Xms1303m \
 -Xmx1303m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/server.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -cp EAP_HOME/jboss-modules.jar:JSVC_JAR \
 -Djboss.home.dir=EAP_HOME \
 -Djboss.server.base.dir=EAP_HOME/standalone   \
 @org.jboss.modules.Main -start-method main \
 -mp EAP_HOME/modules \
 -jaxpmodule javax.xml.jaxp-provider \
 org.jboss.as.standalone

Jsvc を使用した JBoss EAP 管理対象ドメインの起動

以下のコマンドは、Jsvc を使用して JBoss EAP 管理対象ドメインを起動および停止するために使用されます。以下の表には、ZIP/インストーラー JBoss EAP インストールまたは RPM インストールのコマンドに必要なパスが示されています。

表4.3 ZIP/Installer インストールの Jsvc ファイルの場所 - 管理対象ドメイン

手順のファイル参照ファイルの場所

JSVC_BIN

EAP_HOME/../jbcs-jsvc-<VERSION>/sbin/jsvc

JSVC_JAR

EAP_HOME/../jbcs-jsvc-<VERSION>/lib/commons-daemon.jar

CONF_DIR

EAP_HOME/domain/configuration

LOG_DIR

EAP_HOME/domain/log

表4.4 RPM インストールの Jsvc ファイルの場所 - 管理対象ドメイン

手順のファイル参照ファイルの場所

JSVC_BIN

/usr/bin/jbcs-jsvc/jsvc

JSVC_JAR

/usr/bin/jbcs-jsvc/commons-daemon.jar

CONF_DIR

/opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly/domain/configuration

LOG_DIR

/opt/rh/eap7/root/usr/share/wildfly/domain/log

以下のコマンドを実行する前に、JAVA_HOME システム環境変数を設定してください。

Jsvc を使用して JBoss EAP 管理対象ドメインを起動します。

$ JSVC_BIN \
 -outfile LOG_DIR/jsvc.out.log   \
 -errfile LOG_DIR/jsvc.err.log   \
 -pidfile LOG_DIR/jsvc.pid  \
 -user jboss \
 -nodetach -D"[Process Controller]" -server -Xms64m \
 -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true  \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true  \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/process-controller.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -cp "EAP_HOME/jboss-modules.jar:JSVC_JAR" \
 org.apache.commons.daemon.support.DaemonWrapper \
 -start org.jboss.modules.Main -start-method main \
 -mp EAP_HOME/modules org.jboss.as.process-controller \
 -jboss-home EAP_HOME -jvm "${JAVA_HOME}"/bin/java \
 -mp EAP_HOME/modules -- \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/host-controller.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -server -Xms64m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true -- -default-jvm "${JAVA_HOME}"/bin/java \
&

Jsvc を使用して JBoss EAP 管理対象ドメインを停止します。

$ JSVC_BIN \
 -stop \
 -outfile LOG_DIR/jsvc.out.log   \
 -errfile LOG_DIR/jsvc.err.log   \
 -pidfile LOG_DIR/jsvc.pid  \
 -user jboss \
 -nodetach -D"[Process Controller]" -server -Xms64m \
 -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true  \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true  \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/process-controller.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -cp "EAP_HOME/jboss-modules.jar:JSVC_JAR" \
 org.apache.commons.daemon.support.DaemonWrapper \
 -start org.jboss.modules.Main -start-method main \
 -mp EAP_HOME/modules org.jboss.as.process-controller \
 -jboss-home EAP_HOME -jvm $JAVA_HOME/bin/java \
 -mp EAP_HOME/modules -- \
 -Dorg.jboss.boot.log.file=LOG_DIR/host-controller.log \
 -Dlogging.configuration=file:CONF_DIR/logging.properties \
 -Djboss.modules.policy-permissions \
 -server -Xms64m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m \
 -Djava.net.preferIPv4Stack=true \
 -Djboss.modules.system.pkgs=org.jboss.byteman \
 -Djava.awt.headless=true -- -default-jvm $JAVA_HOME/bin/java

第5章 JBoss EAP のアンインストール

5.1. JBoss EAP のアンインストール (ZIP インストール)

  1. 再使用される可能性がある変更された設定ファイルとデプロイメントを必ずバックアップするようにしてください。
  2. ZIP によるインストールでは、JBoss EAP が単一のディレクトリーにインストールされます。インストールディレクトリーを削除して JBoss EAP をアンインストールします。
  3. また、マシンにインストールされた JBoss EAP に依存するその他のスクリプトをすべて削除します。

5.2. JBoss EAP のアンインストール (インストーラーによるインストール)

インストーラーを使用して JBoss EAP をインストールした場合、グラフィカルまたはテキストモードのアンインストーラーを使用して JBoss EAP をアンインストールできます。

JBoss EAP グラフィカルアンインストーラーの実行

  1. ターミナルを開き、EAP_HOME/uninstaller に移動します。
  2. 以下のコマンドを実行して、グラフィカルアンインストーラーを起動します。

    $ java -jar uninstaller.jar

    グラフィカルアンインストーラーは以下の図と似ています。JBoss EAP インストールディレクトリーを削除したい場合はチェックボックスを選択します。

    図5.1 JBoss EAP グラフィカルアンインストーラー

    JBoss EAP JBoss EAP Graphical Uninstaller
  3. アンインストール をクリックし、アンインストールプロセスを開始します。
  4. アンインストールプロセスが終了したら、 終了 をクリックしてアンインストーラーを終了します。

JBoss EAP のテキストベースアンインストーラーの実行

  1. ターミナルを開き、EAP_HOME/uninstaller に移動します。
  2. 以下のコマンドを実行して、テキストベースのアンインストーラーを起動します。

    $ java -jar uninstaller.jar -console
  3. 指示に従って JBoss EAP をアンインストールします。

5.3. JBoss EAP のアンインストール (RPM インストール)

警告

RPM を使用してインストールされた JBoss EAP インストールをアンインストールすることは推奨されません。

RPM パッケージ管理の性質上、インストールされたパッケージおよび依存関係がすべて完全に削除されることは保証されず、パッケージ依存関係の不足によりシステムが不整合な状態になります。





Revised on 2020-09-15 11:17:04 CEST

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