3.2. ZIP/インストーラーインストールのアップグレード
要件
- ベースのオペレーティングシステムが最新の状態であるようにしてください。
- 設定ファイル、デプロイメント、およびユーザーデータをすべてバックアップします。
- アップグレードする JBoss EAP バージョンの ZIP ファイルをダウンロードします。
管理対象ドメインでは、JBoss EAP ドメインコントローラーを最初にアップグレードする必要があります。
アップグレードした JBoss EAP 7 ドメインコントローラーは、他のドメインと同じまたはそれ以降のバージョンを実行していれば、管理対象ドメインの他の JBoss EAP 7 ホストを管理できます。
ダウンロードした ZIP ファイルを希望の場所に移動します。既存の JBoss EAP インストールとは別の場所を選択することが推奨されます。
注記アップグレードしたバージョンの JBoss EAP を既存のインストールと同じディレクトリーにインストールする場合は、既存のインストールを別の場所に移してから作業を続行する必要があります。これは、変更した設定ファイル、デプロイメント、およびアップグレードの損失を防ぎます。
- ZIP アーカイブを展開します。これにより、新しい JBoss EAP リリースのインスタンスがクリーンインストールされます。
以前のインストールの
EAP_HOME/domain/
およびEAP_HOME/standalone/
ディレクトリーを新しいインストールディレクトリーにコピーします。重要設定ファイルが以前の JBoss EAP インストールからコピーされると、新しいサブシステムなどの新リリースの新機能はアクティベートされないことがあります。これらの新機能を使用するには、以前の設定ファイルを新バージョンの設定ファイルと比較し、アップデートする必要があります。
以前のインストールの
bin
ディレクトリーに加えられた変更を確認し、同等の変更を新しいディレクトリーに追加します。警告bin
ディレクトリーのファイルは、以前のバージョンのファイルに上書きされていないはずです。変更は手作業で行う必要があります。以前のインストールで変更された残りのファイルを確認し、変更内容を新しいインストールに移動します。このようなファイルには以下のファイルが含まれることがあります。
-
welcome-content
ディレクトリー。 -
modules
ディレクトリーのカスタムモジュール。
-
- 任意設定: JBoss EAP がサービスとして実行されるよう設定されていた場合は、既存のサービスを削除し、アップグレードしたインストールに新しいサービスを設定します。