2.3. 任意設定: ローカル JBoss EAP Maven リポジトリーへのパッチ適用

インストールした JBoss EAP Maven リポジトリーにもパッチを適用する必要がある場合があります。

JBoss EAP Maven リポジトリーはオンラインで利用でき、ダウンロードした ZIP ファイルとして使用することもできます。公開ホストのオンライン Maven リポジトリーを使用する場合、更新は自動的に適用されるため、更新のためにすることはありません。しかし、ZIP ファイルを使用して Maven リポジトリーをローカルにインストールした場合、ご自分で更新をリポジトリーに適用する必要があります。

JBoss EAP の累積パッチがリリースされると、JBoss EAP Maven リポジトリー用の対応パッチが提供されます。このパッチは、既存のローカルリポジトリーで展開される増分 ZIP ファイルで提供されます。既存のファイルは上書きまたは削除しないため、ロールバックの要件はありません。

以下の手順にしたがって、ローカルインストールされた JBoss EAP Maven リポジトリーに更新を適用します。

要件

  • Red Hat カスタマーポータルへの有効なアクセスおよびサブスクリプション。
  • 以前ローカルにダウンロードおよびインストールされた JBoss EAP 7.2 Maven リポジトリー。

ローカルインストールされた JBoss EAP Maven リポジトリーの更新

  1. ブラウザーを開き、Red Hat カスタマーポータル にログインします。
  2. ページの上部にあるメニューから Downloads を選択します。
  3. リストで Red Hat JBoss Enterprise Application Platform を見つけ、クリックします。
  4. Version ドロップダウンメニューから JBoss EAP の正しいバージョンを選択し、Patches タブをクリックします。
  5. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2 Update CP_NUMBER Incremental Maven Repository (CP_NUMBER は更新する累計パッチ番号) を見つけ、Download をクリックします。
  6. JBoss EAP Maven リポジトリーへのパスを見つけます。これは以下のコマンドで EAP_MAVEN_REPOSITORY_PATH と記載されています。
  7. ダウンロードした Maven パッチファイルを直接 JBoss EAP 7.2 Maven リポジトリーのディレクトリーに展開します。

    1. Red Hat Enterprise Linux の場合は、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。累計パッチ番号と Maven リポジトリーへのパスは実際の値に置き換えます。

      $ unzip -o jboss-eap-7.2.CP_NUMBER-incremental-maven-repository.zip -d EAP_MAVEN_REPOSITORY_PATH
    2. Microsoft Windows の場合は、Windows 展開ユーティリティーを使用して ZIP ファイルを EAP_MAVEN_REPOSITORY_PATH ディレクトリーのルートに展開します。