8.2. 各リリースに追加された変更の概要

移行を計画する前に、JBoss EAP 6 と JBoss EAP 7 で追加された変更について認識できるようにしてください。

JBoss EAP 6 移行ガイド』は、JBoss EAP 5 と JBoss EAP 6 との間で追加された変更を取り上げています。以下に、JBoss EAP 6 に追加された最も重要な変更の一覧を示します。

  • モジュラーサービスコンテナーに構築される新しいアーキテクチャーを実装しました。
  • Java Enterprise Edition 6 仕様の認定実装でした。
  • ドメイン管理、新しいデプロイメント設定、および新しいファイルディレクトリー構造とスクリプトが導入されました。
  • 新しい移植可能な JNDI ネームスペースを標準化しました。

JBoss EAP 6 に加えられた変更の詳細なリストは、JBoss EAP 6『移行ガイド』の「JBoss EAP 6 の新機能と変更内容」を参照してください。

JBoss EAP 7 は、JBoss EAP 6 と同じモジュラー構造に構築され、同じドメイン管理、デプロイメント設定、ファイルディレクトリー構造、およびスクリプトが含まれます。また、同じ標準化された JNDI ネームスペースも使用します。しかし、JBoss EAP 7 には以下の変更が追加されています。

  • Java Enterprise Edition 7 仕様のサポートが追加されています。
  • Web サーバーが Undertow に置き換えられました。
  • JacORB IIOP 実装が OpenJDK ORB ダウンストリームブランチに置き換えられました。
  • Apache ActiveMQ Artemis が新しいメッセージングプロバイダーとして含まれています。
  • cmpjaxr、および threads サブシステムが削除されました。
  • DJB エンティティー bean のサポートが削除されました。

変更の完全リストは、JBoss EAP 7 の新機能 を参照してください。