4.2. サーバー設定移行オプション
サーバー設定を JBoss EAP 6 から JBoss EAP 7 に移行するには、JBoss Server Migration Tool を使用するか、管理 CLI の migrate
操作 を使用して手作業で移行を行います。
JBoss Server Migration Tool
既存の設定を保持しながら、設定を更新して JBoss EAP 7 の新機能および設定を追加する場合は、JBoss Server Migration Tool を使用することが推奨されます。このツールの設定および実行方法に関する詳細は、『Using the JBoss Server Migration Tool』を参照してください。
管理 CLI の migrate 操作
管理 CLI の migrate
操作を使用して JBoss EAP 6 設定ファイルの jacorb
、messaging
、および web
サブシステムを更新すると、新しいリリースで実行できるようにすることができますが、完全な JBoss EAP 7 の設定にはならないことに注意してください。例を以下に示します。
-
この操作は、元の
remote
プロトコルおよびポート設定を JBoss EAP 7 で使用される新しいhttp-remoting
およびポート設定に更新しません。 - 設定には、新しい JBoss EAP サブシステム、クラスター化されたシングルトンデプロイメントなどの機能、正常シャットダウンが含まれません。
- 設定には、バッチ処理などの新しい Java EE 7 の機能が含まれません。
-
migrate
操作はejb3
サブシステムの設定を移行しません。起こりうる EJB の移行問題に関する詳細は、EJB サーバー設定の変更を参照してください。
migrate
操作を使用したサーバー設定の移行に関する詳細は、「管理 CLI の移行操作」を参照してください。