4.16. データソース設定の変更

4.16.1. JDBC データソースドライバー名

以前のリリースの JBoss EAP でデータソースを設定した場合、ドライバー名に指定される値は JDBC ドライバー JAR に含まれる META-INF/services/java.sql.Driver ファイルにリストされたクラスの数によって決まりました。

単一クラスを含むドライバー

META-INF/services/java.sql.Driver ファイルで指定されたクラスが 1 つのみであった場合、ドライバー名は単に JDBC ドライバー JAR の名前でした。これは JBoss EAP 7 でも変更ありません。

複数クラスを含むドライバー

JBoss EAP 6 では、META-INF/services/java.sql.Driver ファイルに複数のクラスが記載されている場合、以下の形式で JAR 名にドライバークラスにするクラスの名前とメジャーおよびマイナーバージョンを追加してクラスを指定していました。

JAR_NAME + DRIVER_CLASS_NAME + "_" + MAJOR_VERSION + "_" + MINOR_VERSION

これは JBoss EAP 7 で変更になりました。以下の形式でドライバー名を指定できるようになりました。

JAR_NAME + "_" + DRIVER_CLASS_NAME + "_" + MAJOR_VERSION + "_" + MINOR_VERSION
注記

JAR_NAMEDRIVER_CLASS_NAME の間にアンダースコアが加えられています。

2 つのクラスが含まれるドライバーの例としては、MySQL 5.1.31 JDBC ドライバーが挙げられます。このドライバークラス名は com.mysql.jdbc.Driver となります。以下の 2 つの例では、JBoss EAP の以前のリリースと現行リリースにおけるドライバー名の指定方法の違いが示されています。

例: JBoss EAP 6 ドライバー名

mysql-connector-java-5.1.31-bin.jarcom.mysql.jdbc.Driver_5_1

例: JBoss EAP 7 ドライバー名

mysql-connector-java-5.1.31-bin.jar_com.mysql.jdbc.Driver_5_1