2.3. システムプロパティーを使用したトランザクションマネージャーの設定

管理コンソール、管理 CLI、またはシステムプロパティーのいずれかを使用すると多くのトランザクションマネージャーオプションを設定できますが、以下のオプションはシステムプロパティーを使用してのみ設定可能です。ただし、以下のオプションはシステムプロパティーのみを使用して設定できます。管理 CLI または管理コンソールを使用して設定することはできません。

プロパティー名説明

RecoveryEnvironmentBean.periodicRecoveryPeriod

リカバリーを試行する間隔 (秒単位)。

  • 正の整数である必要があります。
  • デフォルトは 120 秒 (2 分) です。

RecoveryEnvironmentBean.recoveryBackoffPeriod

最初と 2 度目のリカバリーパスの間隔 (秒単位)。

  • 正の整数である必要があります。
  • デフォルトは 10 秒です。

RecoveryEnvironmentBean.periodicRecoveryInitializationOffset

最初のリカバリーパスより前の間隔 (秒単位)。

  • 0 または正の整数である必要があります。
  • デフォルトは 0 秒です。

RecoveryEnvironmentBean.expiryScanInterval

期限切れスキャンの間隔 (時間単位)。

  • 整数値である必要があります。
  • 0 はスキャンを無効にします。
  • 負の値は、最初の実行を遅延します。
  • デフォルトは 12 時間です。

以下は、standalone.xml サーバー設定ファイルでこれらのシステムプロパティーを設定する方法の例になります。

<system-properties>
    <property name="RecoveryEnvironmentBean.periodicRecoveryPeriod" value="180"/>
    <property name="RecoveryEnvironmentBean.recoveryBackoffPeriod" value="20"/>
    <property name="RecoveryEnvironmentBean.periodicRecoveryInitializationOffset" value="5"/>
    <property name="RecoveryEnvironmentBean.expiryScanInterval" value="24"/>
</system-properties>

詳細は、『設定ガイド』の「システムプロパティー」を参照してください。