6.3. .jbossclirc 設定ファイル
JBoss EAP には、新規セッションの開始時に環境を初期化できるようにする、ランタイム設定の .jbossclirc
ファイルが含まれます。このファイルは、EAP_HOME/bin/
ディレクトリーにあります。ファイルにある例は、ユーザー固有の環境を設定するためのテンプレートとして使用することができます。.jbossclirc
ファイルはグローバル CLI 変数の格納に適しています。
.jbossclirc
ファイルの内容は、CLI がサポートするコマンドおよび操作のリストです。このファイルは、ユーザーに制御を渡す前、新しい管理 CLI セッションの開始時に実行されます。--properties
引数で指定されたシステムプロパティーがある場合、.jbossclirc
ファイルはプロパティーの設定後に実行されます。
.jbossclirc ファイルの例
set console=/subsystem=logging/console-handler=CONSOLE
注記
--connect
または -c
引数を使用する場合、.jbossclirc
はクライアントが実際にサーバーに接続する前に実行されます。
.jbossclirc
ファイルを見つけるため、以下の場所が以下の順にチェックされます。
-
システムプロパティー
jboss.cli.rc
が定義済みである場合、その値はファイルへのパスと見なされます。 -
user.dir
システムプロパティーによって定義されたユーザーの作業ディレクトリー。 -
EAP_HOME/bin
ディレクトリー。