第9章 バッチ処理
バッチ処理は、複数の操作リクエストを 1 つのシーケンスにグループ化し、1 つのユニットとして一緒に実行できるようにします。シーケンスの操作リクエストのいずれかが失敗すると、操作のグループ全体がロールバックされます。
バッチモードは条件付きステートメントをサポートしません。
batch
管理 CLI コマンドでバッチモードに変更します。batch
バッチモードになると、プロンプトにハッシュ (
#
) が表示されます。操作リクエストをバッチに追加します。
バッチモードでは、通常通りに操作リクエストを入力します。操作リクエストは、入力順にバッチに追加されます。
バッチコマンドは編集および順序変更が可能です。また、バッチを保存して後で処理することもできます。バッチ処理で使用できるコマンドの完全リストは「管理 CLI のバッチモードコマンド」を参照してください。
バッチを実行します。
操作リクエストのシーケンスをすべて入力したら、
run-batch
コマンドでバッチ処理を実行します。run-batch
操作リクエストのシーケンス全体がバッチとして完了し、結果として
The batch executed successfully.
がターミナルに出力されます。
外部ファイルの batch コマンド
頻繁に実行する batch コマンドは外部テキストファイルに保存し、batch
コマンドへの引数として完全パスをファイルに渡してロードするか、引数として run-batch
コマンドへ渡して直接実行することができます。
テキストエディターを使用するか、各コマンドを各行に追加すると、batch コマンドファイルを作成できます。
以下のコマンドは、myscript.txt
ファイルをバッチモードでロードします。その後、このファイルからのコマンドを編集または削除できます。新しいコマンドを挿入することもできます。このバッチセッションでの変更は、myscript.txt
ファイルに永続化されません。
batch --file=myscript.txt
以下のコマンドは、myscript.txt
ファイルに保存された batch コマンドを即座に実行します。
run-batch --file=myscript.txt
入力された操作リクエストのシーケンスがバッチとして完了します。