2.5. JBoss EAP S2I (Source-to-Image) アプリケーションの OpenShift へのデプロイ

  1. JBoss EAP for OpenShift イメージと Java アプリケーションのソースコードを使用して、新しい OpenShift アプリケーションを作成します。Red Hat は、提供される JBoss EAP for OpenShift テンプレートの 1 つを S2I ビルドに使用することを推奨します。

    たとえば、kitchensink クイックスタートでは以下のコマンドを使用して、「アプリケーションのデプロイメントに向けた OpenShift の準備」で GitHub の kitchensink ソースコードを使用して作成した eap-demo プロジェクトに eap72-basic-s2i テンプレートを使用します。

    oc new-app --template=eap72-basic-s2i \1
     -p IMAGE_STREAM_NAMESPACE=eap-demo \2
     -p SOURCE_REPOSITORY_URL=https://github.com/jboss-developer/jboss-eap-quickstarts \3
     -p SOURCE_REPOSITORY_REF=openshift \4
     -p CONTEXT_DIR=kitchensink5
    1
    使用するテンプレート。
    2
    最新のイメージとテンプレートは、プロジェクトの namespace にインポートされたため、イメージストリームが見つかる場所の namespace を指定する必要があります。通常はプロジェクトの名前になります。
    3
    アプリケーションのソースコードが含まれるリポジトリーの URL。
    4
    ソースコードに使用する Git リポジトリー参照。Git ブランチやタグ参照にすることができます。
    5
    ビルドするソースリポジトリー内のディレクトリー。
    注記

    テンプレートは、多くのテンプレートパラメーターにデフォルト値を指定でき、一部またはすべてのデフォルトをオーバーライドする必要がある場合があります。パラメーターのリストやデフォルト値などのテンプレートの情報を表示するには、コマンド oc describe template TEMPLATE_NAME を使用します。

    注記

    新しい OpenShift アプリケーションを作成するときに、環境変数を設定 することもあります。

    たとえば、eap72-https-s2i などの HTTPS テンプレートを使用している場合は、必要な HTTPS 環境変数 である HTTPS_NAMEHTTPS_PASSWORD、および HTTPS_KEYSTORE を指定し、キーストアの詳細と一致するようにする必要があります。

  2. ビルド設定の名前を取得します。

    $ oc get bc -o name
  3. 取得したビルド設定の名前を使用し、Maven のビルドの進捗を表示します。

    $ oc logs -f buildconfig/BUILD_CONFIG_NAME

    たとえば、kitchensink クイックスタートでは、以下のコマンドで Maven ビルドの進捗を表示します。

    $ oc logs -f buildconfig/eap-app