1.3. 比較: JBoss EAP および JBoss EAP for OpenShift

JBoss EAP 製品と JBoss EAP for OpenShift イメージを比較すると、顕著な違いがいくつかあります。以下の表は、これらの違いを説明し、JBoss EAP for OpenShift の現在のバージョンに含まれる機能またはサポートされる機能を示します。

表1.1 JBoss EAP と JBoss EAP for OpenShift の違い

JBoss EAP の機能JBoss EAP for OpenShift での状態説明

JBoss EAP 管理コンソール

含まれない

本リリースの JBoss EAP for OpenShift には JBoss EAP 管理コンソールは含まれません。

JBoss EAP 管理 CLI

非推奨

JBoss EAP 管理 CLI は、コンテナー化環境で実行されている JBoss EAP との使用が推奨されません。管理 CLI を使用して実行中のコンテナーで変更した設定内容は、コンテナーの再起動時に失われます。管理 CLI はトラブルシューティングの目的で Pod 内からアクセスできます

管理対象ドメイン

サポート対象外

JBoss EAP 管理対象ドメインはサポートされませんが、アプリケーションの作成および配布は OpenShift 上のコンテナーで管理されます。

デフォルトのルートページ

無効

デフォルトのルートページは無効になっていますが、独自のアプリケーションを ROOT.war としてルートコンテキストにデプロイできます。

リモートメッセージング

サポート対象

inter-Pod およびリモートメッセージングの Red Hat AMQ はサポートされます。ActiveMQ Artemis は、JBoss EAP インスタンスとの単一 Pod 内のメッセージングに対してのみサポートされ、Red Hat AMQ が存在しない場合のみ有効になります。

トランザクションリカバリー

一部サポート対象

JBoss EAP for OpenShift イメージでトランザクションリカバリーを実行するときに、一部 サポートされないトランザクションリカバリーシナリオおよび警告 があります。