Red Hat Training
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第18章 IO サブシステムの設定
18.1. IO サブシステムの概要
io
サブシステムは、Undertow や Remoting などの他のサブシステムによって使用される XNIO ワーカー とバッファープール を定義します。これらのワーカーやバッファープールは、io
サブシステムの以下のコンポーネント内で定義されます。
IO サブシステムのデフォルト設定
<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:io:2.0"> <worker name="default"/> <buffer-pool name="default"/> </subsystem>
18.2. ワーカーの設定
ワーカーは XNIO ワーカーインスタンスです。XNIO ワーカーインスタンスは、IO およびワーカースレッドの管理や SSL サポートなどの機能を提供する Java NIO API の抽象化レイヤーです。JBoss EAP はデフォルトで default
という単一のワーカーを提供しますが、複数のワーカーを定義できます。
既存のワーカーの更新
既存のワーカーを更新するには、以下を指定します。
/subsystem=io/worker=default:write-attribute(name=io-threads,value=10)
reload
新規ワーカーの作成
新規ワーカーを作成するには、以下を指定します。
/subsystem=io/worker=newWorker:add
ワーカーの削除
ワーカーを削除するには、以下を指定します。
/subsystem=io/worker=newWorker:remove
reload
ワーカーの設定に使用できる属性の完全リストは「IO サブシステムの属性」の項を参照してください。
18.3. バッファープールの設定
バッファープールはプールされた NIO バッファーインスタンスです。
バッファーサイズの変更はアプリケーションのパフォーマンスに大きく影響します。通常、ほとんどのサーバーでは 16 K が理想のサイズになります。
既存のバッファープールの更新
既存のバッファープールを更新するには、以下を指定します。
/subsystem=io/buffer-pool=default:write-attribute(name=direct-buffers,value=true)
reload
バッファープールの作成
新しいバッファープールを作成するには、以下を指定します。
/subsystem=io/buffer-pool=newBuffer:add
バッファープールの削除
バッファープールを削除するには、以下を指定します。
/subsystem=io/buffer-pool=newBuffer:remove
reload
バッファープールの設定に使用できる属性の完全リストは「IO サブシステムの属性」の項を参照してください。
18.4. IO サブシステムの調整
io
サブシステムのパフォーマンスを監視および最適化するための情報は、『Performance Tuning Guide』の「IO Subsystem Tuning」の項を参照してください。