Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat JBoss Enterprise Application Platform

第2章 インストールの準備

2.1. JBoss EAP のインストール方法の選択

JBoss EAP 7 をインストールする方法は複数あります。状況によって最適な方法は異なります。以下の表には、各インストールタイプの概要と、関連するインストールプロセスに関する項へのリンクが記載されています。

注記

JBoss ON を使用して JBoss EAP パッチをデプロイおよびインストールする場合、ZIP インストールで対象の JBoss EAP インスタンスをインストールする必要があります。

表2.1 インストール方法

方法説明

ZIP インストール

ZIP アーカイブを使用したインストールは、サポートされるすべてのオペレーティングシステムに適しています。インスタンスを手動で展開したい場合はこの方法を使用してください。

ZIP インストールは JBoss EAP のデフォルトインストールをインストールします。設定はすべてインストールした後に行う必要があります。

JAR インストーラー

JAR インストーラーはコンソールで実行したり、グラフィカルウィザードとして実行することができます。いずれの場合も、サーバーインスタンスのインストール手順および設定手順がステップごとに表示されます。サポートされるすべてのプラットフォームでは、この方法で JBoss EAP をインストールすることが推奨されます。

このインストーラーを使用すると、クイックスタートや Maven リポジトリーなどの追加設定を行うこともできます。

RPM インストール

Red Hat Enterprise Linux 6 および Red Hat Enterprise Linux 7 のサポートされるインストールでは、RPM パッケージを使用して JBoss EAP をインストールできます。

2.2. JBoss EAP インストールの要件

各インストール方法には複数の要件があります。以下の表は、一般的な要件と各インストール方法に固有の要件を示しています。

表2.2 JBoss EAP インストールの要件

インストールタイプ要件

一般的な要件

ZIP またはインストーラーの要件

  • サポートされる Java Development Kit (JDK) がインストールされている必要があります。
  • Microsoft Windows Server では、JAVA_HOME および PATH 環境変数が設定されている必要があります。設定されていないと、ショートカットが動作しません。
  • Hewlett-Packard HP-UX では、unzip ユーティリティーがインストールされている必要があります。

RPM の要件

  • Red Hat Subscription Manager を使用して Red Hat Enterprise Linux サーバーを登録する必要があります。
  • サポートされる Java Development Kit (JDK) がインストールされている必要があります。