第5章 実践
5.1. クイックスタートの実行
5.1.1. Red Hat JBoss Developer Studio でのクイックスタートの実行
手順5.1 Red Hat JBoss Developer Studio へのクイックスタートのインポート
重要
- 「コマンドラインでの使用向け Maven 設定」に記載された手順に従ってください (まだこれらの手順を実行していない場合)。
- Red Hat JBoss Developer Studio を起動します。
- メニューより→ と選択します。
- 選択リストより→ と選択し、 をクリックします。
図5.1 既存の Maven プロジェクトのインポート
- テストするクイックスタートのディレクトリー (
helloworld
クイックスタートなど) を参照し、 をクリックします。Projects リストボックスに、選択したクイックスタートプロジェクトのpom.xml
ファイルが示されます。図5.2 Maven プロジェクトの選択
手順5.2 helloworld
クイックスタートのビルドとデプロイ
helloworld
クイックスタートは最も単純なクイックスタートの 1 つです。このクイックスタートを使用すると、JBoss サーバーが適切に設定および実行されていることを検証することができます。
- Servers タブが表示されない場合やサーバーがまだ定義されていない場合は、「Define New Server を使用した JBoss EAP Server の追加」に記載された手順に従ってください。
full
プロファイルまたは追加の起動引数が必要なクイックスタートをデプロイする場合は、クイックスタートの手順に記載されたようにサーバーランタイム環境を作成してください。 - Project Explorer タブで
jboss-helloworld
プロジェクトを右クリックし、 を選択します。このときに、選択肢のリストが提供されます。次に、 を選択します。図5.3 Run As - Run on Server
- サーバーリストから JBoss EAP 6.1+ Runtime Server を選択し、 をクリックします。
図5.4 サーバー上での実行
- 次の画面にサーバーで設定されたリソースが表示されます。ユーザーに対して
jboss-helloworld
クイックスタートが設定されています。 をクリックしてクイックスタートをデプロイします。図5.5 サーバーで設定されたリソースの変更
- 結果を確認します。
Server
タブで、JBoss EAP 6.x Runtime Server ステータスが[Started, Republish]
に変わります。- サーバーの Console タブに、JBoss EAP 6.x サーバーの起動と helloworld クイックスタートのデプロイに関するメッセージが表示されます。
- helloworld タブに、URL http://localhost:8080/jboss-helloworld/HelloWorld と "Hello World!" というテキストが表示されます。
- Console の以下のメッセージにより、
jboss-helloworld.war
ファイルのデプロイメントが確認されます。JBAS018210: Register web context: /jboss-helloworld JBAS018559: Deployed "jboss-helloworld.war" (runtime-name : "jboss-helloworld.war")
デプロイされたアプリケーションへアクセスする URL を提供するため、登録された Web コンテキストの前にはhttp://localhost:8080
が追加されます。
helloworld
クイックスタートが JBoss サーバーに正しくデプロイされたことを確認するには、Web ブラウザーを開き、URL http://localhost:8080/jboss-helloworld にあるアプリケーションにアクセスします。
手順5.3 bean-validation
クイックスタート Arquillian テストの実行
bean-validation
クイックスタートは、Arquillian テストを提供するクイックスタートのサンプルです。
- 上記の手順に従って、
bean-validation
クイックスタートを Red Hat JBoss Developer Studio にインポートします。 - Servers タブでサーバーを右クリックし、 を選択して JBoss EAP サーバーを起動します。Servers タブが表示されない場合やサーバーがまだ定義されていない場合は、「Define New Server を使用した JBoss EAP Server の追加」に記載された手順に従ってください。
- Project Explorer タブで
jboss-bean-validation
プロジェクトを右クリックし、 を選択します。このときに、選択肢のリストが提供されます。次に、 を選択します。 - Edit Configuration ダイアログの Goals 入力フィールドに、
clean test -Parq-jbossas-remote
と入力します。次に、をクリックします。図5.6 設定の編集
- 結果を確認します。サーバーの Console タブに、JBoss EAP サーバーの起動に関するメッセージと
bean-validation
クイックスタート Arquillian テストの出力が表示されます。------------------------------------------------------- T E S T S ------------------------------------------------------- Running org.jboss.as.quickstarts.bean_validation.test.MemberValidationTest Tests run: 5, Failures: 0, Errors: 0, Skipped: 0, Time elapsed: 2.189 sec Results : Tests run: 5, Failures: 0, Errors: 0, Skipped: 0 [INFO] ------------------------------------------------------------------------ [INFO] BUILD SUCCESS [INFO] ------------------------------------------------------------------------
5.1.2. コマンドラインを使用したクイックスタートの実行
手順5.4 コマンドラインを使用したクイックスタートのビルドおよびデプロイ
- 「コマンドラインでの使用向け Maven 設定」に記載された手順に従ってください (まだこれらの手順を実行していない場合)。
- クイックスタートのルートディレクトリにある
README.html
ファイルを確認してください。このファイルにはシステム要件に関する一般的な情報、Maven の設定方法、ユーザーの追加方法、クイックスタートの実行方法が含まれています。クイックスタートを始める前に必ず読むようにしてください。このファイルには使用可能なクイックスタートの一覧表も含まれています。この表にはクイックスタート名と使用する技術が記載され、各クイックスタートの簡単な説明と設定するために必要な経験レベルが記載されています。クイックスタートの詳細については、クイックスタート名をクリックしてください。他のクイックスタートを改良または拡張するために作成されたクイックスタートもあります。このようなクイックスタートはPrerequisites
列に記載されています。クイックスタートに前提条件がある場合は、クイックスタートを使用する前にこれらをインストールする必要があります。オプションコンポーネントのインストールや設定が必要になるクイックスタートもあります。これらのコンポーネントは、クイックスタートが必要とする場合のみインストールしてください。 helloworld
クイックスタートを実行します。helloworld
クイックスタートは最も単純なクイックスタートの 1 つです。このクイックスタートを使用すると、JBoss サーバーが適切に設定および実行されていることを検証することができます。helloworld
クイックスタートのルートにあるREADME.html
ファイルを開きます。このファイルにはクイックスタートのビルドおよびデプロイ方法や実行しているアプリケーションへのアクセス方法の詳細手順が含まれています。- 別のクイックスタートを実行します。各クイックスタートのルートフォルダーにある
README.html
ファイルの手順に従ってサンプルを実行します。