Red Hat Training
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4.2.4. ユーザー管理情報の代替プロパティーファイルの指定
概要
デフォルトでは、add-user.sh
または add-user.bat
スクリプトを使用して作成されたユーザーおよびロール情報は、サーバー設定ディレクトリーにあるプロパティーファイルに保存されます。サーバー設定情報は EAP_HOME/standalone/configuration/
ディレクトリーに保存され、ドメイン設定情報は EAP_HOME/domain/configuration/
ディレクトリーに保存されます。このトピックでは、デフォルトのファイル名および場所を上書きする方法について説明します。
代替プロパティーファイルの指定
- サーバー設定の代替ディレクトリーを指定するには、
-sc
引数を使用します。この引数は、サーバー設定プロパティーファイルが含まれる代替のディレクトリーを指定します。 - ドメイン設定の代替ディレクトリーを指定するには、
-dc
引数を使用します。この引数は、ドメイン設定プロパティーファイルを含む代替ディレクトリーを指定します。 - 代替のユーザー設定プロパティーファイルを指定するには、
-up
引数または--user-properties
引数を使用します。絶対パスを使用でき、代替の設定ディレクトリーを指定する-sc
または-dc
引数と共に使用されるファイル名を使用することもできます。 - 代替のグループ設定プロパティーファイルを指定するには、
-gp
引数または--group-properties
引数を使用します。絶対パスを使用でき、代替の設定ディレクトリーを指定する-sc
または-dc
引数と共に使用されるファイル名を使用することもできます。
注記
add-user コマンドは、既存のプロパティーファイルでの操作を行うことを目的としています。コマンドライン引数に指定された代替のプロパティーファイルが存在しない場合は、以下のエラーが表示されます。
JBAS015234: No appusers.properties files found
コマンド引数の詳細は、「add-user コマンド引数」 を参照してください。