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19.5. JDBC オブジェクトストアのサポート

19.5.1. トランザクションの JDBC ストア

トランザクションは JDBC データソースをオブジェクトストアとして使用できます。使用するデータベースがフェイルオーバーとリカバリー用に設定されている場合、アプリケーションサーバーでディスク領域を使用することよりも優れたオプションとなる可能性があります。生の JDBC オブジェクトストアは特別なオブジェクトストアであり、ファイルシステムまたは HornetQ ジャーナルオブジェクトストアと同様に動作しない可能性があるという点に対して、短所で重み付けする必要があります。
注記
Transactions オブジェクトストアとして使用される JDBC データソースは、サーバーの設定ファイルの データソース セクションに jta="false" を指定 する必要があり ます。

手順19.4 JDBC データソースをトランザクションオブジェクトストアとして使用

  1. use-jdbc-storetrue に設定します。
    /subsystem=transactions:write-attribute(name=use-jdbc-store, value=true)
  2. jdbc-store-datasource を使用するデータソースの JNDI 名に設定します。
    /subsystem=transactions:write-attribute(name=jdbc-store-datasource, value=java:jboss/datasources/TransDS)
  3. JBoss EAP サーバーを再起動し、変更を反映します。
    shutdown --restart=true
すべての属性は次のとおりです。

表19.5 トランザクション JDBC ストアのプロパティー

プロパティー 説明

use-jdbc-store

true に設定すると、トランザクションの JDBC ストアが有効になります。

jdbc-store-datasource

ストレージに使用される JDBC データソースの JNDI 名。

jdbc-action-store-drop-table

起動時にアクションストアテーブルをドロップおよび再作成します。任意設定、デフォルトは「false」です。

jdbc-action-store-table-prefix

アクションストアテーブル名の接頭辞。オプション。

jdbc-communication-store-drop-table

起動時にコミュニケーションストアテーブルがドロップおよび再作成されます。任意設定、デフォルトは「false」です。

jdbc-communication-store-table-prefix

コミュニケーションストアテーブル名の接頭辞。オプション。

jdbc-state-store-drop-table

起動時にステートストアテーブルをドロップおよび再作成します。任意設定、デフォルトは「false」です。

jdbc-state-store-table-prefix

ステートストアテーブル名の接頭辞。オプション。