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18.16. 高可用性

18.16.1. 高可用性とは

HornetQ は、1 つ以上のサーバーに障害が発生した場合でも機能を継続する機能をサポートします。これは、ライブサーバーに障害が発生した場合のクライアント接続がライブサーバーからバックアップサーバーに移行するフェイルオーバーサポートによって行われます。バックアップサーバーを最新の状態に維持するために、メッセージは共有ストアとレプリケーションの 2 つのストラテジーを通じてライブサーバーからバックアップサーバーに継続的にレプリケートされます。
高可用性トポロジーには次の 2 種類があります。
  • 専用トポロジー: このトポロジーは 2 つの EAP サーバーで構成されます。最初のサーバーで HornetQ はライブサーバーとして設定されます。2 番目のサーバーで、HornetQ はバックアップサーバーとして設定されます。HornetQ がバックアップサーバーとして設定されている EAP サーバーは、HornetQ のコンテナーとしてのみ動作します。このサーバーは非アクティブであるため、EJB、MDB、サーブレットなどのデプロイメントをホストできません。
  • 配置トポロジー: このトポロジーには 2 つの EAP サーバーが含まれます。各 EAP サーバーには 2 つの HornetQ サーバー(ライブサーバーとバックアップサーバー)が含まれます。最初の EAP サーバーの HornetQ ライブサーバーと、2 つ目の EAP サーバーの HornetQ バックアップサーバーはライブバックアップのペアを形成します。2 つ目の EAP サーバーの HornetQ ライブサーバーと最初の EAP サーバーの HornetQ ライブサーバーは別のライブバックアップのペアを形成します。
配置トポロジーでは、ライブ HornetQ サーバー(ライブ/バックアップペアの一部)が失敗すると、バックアップ HornetQ サーバーが引き継ぎ、アクティブになります。フェイルバック時にバックアップ HornetQ サーバーがシャットダウンすると、バックアップサーバーに設定された宛先と接続ファクトリーは JNDI(Java Naming and Directory Interface)のバインドされません。
Java Naming and Directory Interface は、他のライブ HornetQ サーバー(他のライブ/バックアップペアの一部)と共有されます。そのため、JNDI から宛先と接続ファクトリーのバインドを解除すると、このライブ HornetQ サーバーの宛先と接続ファクトリーのバインドも解除されます。
重要
配置されたバックアップサーバーの設定に、宛先と接続ファクトリーの設定を含めることはできません。
注記
以下の情報が standalone-full-ha.xml を参照します。設定の変更は standalone-full-ha.xml に適用するか、そこから派生する設定ファイルに適用できます。