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3.4.13. 管理 CLI におけるプロパティーの置換

JBoss EAP 6 は、管理インターフェースの Preset 要素およびプロパティー式の使用をサポートします。これらの式は、コマンドの実行中に定義された値に解決されます。
以下のプロパティーは式に置き換えることができます。
  • 操作リクエストの操作アドレス部分(ノードタイプまたは名前として)。
  • 操作名。
  • 操作パラメーター名。
  • ヘッダー名および値。
  • コマンド名。
  • コマンド引数名。
デフォルトでは、CLI は引数またはパラメーターの値以外の各行に対してプロパティー置換を実行します。引数およびパラメーターの値は起動時にサーバーで解決されます。引数またはパラメーターの値のプロパティー置換を管理 CLI クライアントで行い、解決された値をサーバーに送信する必要がある場合は、以下の手順を実行します。

手順3.11 管理 CLI でのプロパティー置換の有効化

  1. EAP_HOME/bin/jboss-cli.xml ファイルを開きます。
  2. resolve-parameter-values パラメーターを見つけ、値を true に変更します(デフォルトは falseです)。
    <!-- whether to resolve system properties specified as command argument or operation parameter values in the Management CLI VM before sending the operation requests to the controller -->
        <resolve-parameter-values>true</resolve-parameter-values>
    
この要素は、操作リクエストのパラメーターの値とコマンド引数の値のみに影響します。他のコマンドラインには影響しません。これは、パラメーター/引数の値でない限り、resolve-parameter-values 要素の値に関係なく、コマンドラインに存在するシステムプロパティーが行の解析中に解決されることを意味します。
他の管理 CLI の設定オプションについては、「管理 CLI 設定オプション」 を参照してください。
管理 CLI コマンドで使用されるシステム値は、すでに定義されている必要があることに注意してください。管理 CLI インスタンスの起動時に、--properties=/path/to/file.properties 引数または 1 つ以上の -Dkey=VALUE パラメーターを含める必要があります。プロパティーファイルは標準の key=value 構文を使用します。
プロパティーキーは、構文 ${MY_VAR} を使用して管理 CLI コマンドに表示されます。

例3.11 例: 管理 CLI コマンドでのプロパティーの使用

/subsystem=datasources/data-source=${datasourcename}:add(connection-url=jdbc:oracle:thin:@server:1521:ora1, jndi-name=java:/jboss/${name}, driver-name=${drivername})