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18.3.2. クライアントサイド障害の検出
クライアントアプリケーションは、クライアントがシャットダウンしないように、ping パケットをサーバーに自動的に送信します。同様に、クライアントアプリケーションは、サーバーからデータを受信する限り、接続がアライブ状態であると見なします。
クライアントが
client-failure-check-period
パラメーターで指定された期間サーバーからデータパケットを受信しないと、クライアントは接続が失敗したと見なします。その後、クライアントはフェイルオーバーを開始するか、FailureListener
インスタンスを起動します。
JMS クライアントでは、
HornetQConnectionFactory
インスタンスの ClientFailureCheckPeriod
属性を使用してクライアント障害チェック期間が設定されます。JMS 接続ファクトリーインスタンスをサーバー側の JNDI に直接デプロイする場合は、standalone.xml
および domain.xml
サーバー設定ファイルで client-failure-check-period
パラメーターを指定できます。
クライアント障害チェック期間のデフォルト値は 30000 ミリ秒です。-1 の値は、サーバーからデータが受信されない場合、クライアントが接続を閉じないことを意味します。
非同期接続実行の設定
デフォルトでは、サーバー側で受信されるパケットはリモーティングスレッドで実行されます。スレッドプールからの任意のスレッドで操作を非同期に処理して、リモーティングスレッドを解放できます。standalone.xml
および domain.xml
サーバー設定ファイルの async-connection-execution-enabled
パラメーターを使用して、非同期接続実行を設定できます。このパラメーターのデフォルト値は「true」です。
注記
スレッドプールから任意のスレッドで操作を非同期的に処理すると、待ち時間が少し追加されます。パフォーマンス上の理由から、短い実行操作は常にリモーティングスレッドで処理されます。