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19.4.3. JTS トランザクション用 ORB の設定

JBoss EAP 6 のデフォルトインストールでは ORB が無効になります。コマンドライン管理 CLI を使用して ORB を有効にできます。

手順19.3 管理コンソールを使用した ORB の設定

  1. プロファイル設定の表示

    管理コンソールの上部から Configuration を選択します。管理対象ドメインを使用する場合は、左上の選択ボックスから full または full-ha プロファイルを選択します。
  2. Initializers 設定の変更

    Subsystems メニューを展開します。Container メニューを展開し、JacORB を選択します。
    メイン画面に表示されるフォームで、Initializers タブを選択し、Edit ボタンをクリックします。
    security の値を on に設定して、セキュリティーインターセプターを 有効 します。
    JTS に対して ORB を有効にするには、Transaction Interceptors の値をデフォルトの 仕様 ではなく on に設定します。
    これらの値の詳細については、フォームの Need Help? リンクを参照してください。値の編集が完了したら、Save をクリックします。
  3. 高度な ORB 設定

    高度な設定オプションについては、フォームの他のセクションを参照してください。各セクションには Need Help? リンクと、パラメーターに関する詳細情報が含まれています。

管理 CLI を使用して ORB を設定

管理 CLI を使用して ORB を設定できます。以下のコマンドは、管理コンソールのイニシャライザーを上記の手順と同じ値に設定します。これは、JTS と使用するために行う ORB の最低限の設定です。

これらのコマンドは、full プロファイルを使用して管理対象ドメインに対して設定されます。必要な場合は設定に応じてプロファイルを変更してください。スタンドアロンサーバーを使用する場合は、コマンドの /profile=full 部分を省略します。

例19.3 セキュリティーインターセプターの有効化

/profile=full/subsystem=jacorb/:write-attribute(name=security,value=on)

例19.4 JacORB サブシステムでのトラザクションの有効化

/profile=full/subsystem=jacorb/:write-attribute(name=transactions,value=on)

例19.5 トランザクションサブシステムでの JTS の有効化

/profile=full/subsystem=transactions:write-attribute(name=jts,value=true)
注記
JTS をアクティベートするにはリロードでは不十分なため、サーバーを再起動する必要があります。