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6.2.4. ベンダー固有クラスへのアクセス

概要

このトピックでは、JDBC 固有クラスを使用するために必要な手順について説明します。これは、アプリケーションが JDBC API の一部ではないベンダー固有の機能を使用する必要がある場合はに必要です。

警告
これは高度な使用法です。JDBC API に含まれない機能を必要とするアプリケーションのみこれを実装します。
重要
このプロセスは、再認証メカニズムを使用し、ベンダー固有のクラスにアクセスする場合に必要です。
重要
接続は IronJacamar コンテナーによって制御されるため、ベンダー固有の API ガイドラインに厳密に従ってください。

手順6.5 アプリケーションへの依存関係の追加

以下の方法のいずれかを使用して、依存関係をアプリケーションに追加できます。任意の方法を選択します。
    • MANIFEST.MF ファイルの設定

      1. テキストエディターでアプリケーションの META-INF/MANIFEST.MF ファイルを開きます。
      2. JDBC モジュールの依存関係を追加し、ファイルを保存します。
        Dependencies: MODULE_NAME

        例6.8 com.mysql が依存関係として宣言されている MANIFEST.MF ファイル

        Dependencies: com.mysql
      1. jboss-deployment-structure.xml ファイルの作成

        アプリケーションの META-INF/ または WEB-INF フォルダーに jboss-deployment-structure.xml というファイルを作成します。

        例6.9 com.mysql が依存関係として宣言されている jboss-deployment-structure.xml ファイル

        <jboss-deployment-structure>
          <deployment>
            <dependencies>
              <module name="com.mysql" />
            </dependencies>
          </deployment>
        </jboss-deployment-structure>

例6.10 ベンダー固有 API へのアクセス

以下のサンプルは MySQL API にアクセスします。
import java.sql.Connection;
import org.jboss.jca.adapters.jdbc.WrappedConnection;

  Connection c = ds.getConnection();
  WrappedConnection wc = (WrappedConnection)c;
  com.mysql.jdbc.Connection mc = wc.getUnderlyingConnection();