1.3. Red Hat JBoss Data Grid の使用モード

Red Hat JBoss Data Grid には 2 つの使用モードがあります。
  • リモートクライアントサーバーモード
  • ライブラリーモード

1.3.1. リモートクライアントサーバーモード

リモートクライアントサーバーモードは、管理対象で分散型のクラスター化可能なデータグリッドサーバーを提供します。アプリケーションは Hot RodMemcached、または REST クライアント API を使用して、データグリッドサーバーにリモートアクセスできます。
リモートクライアントサーバーモードでの Red Hat JBoss Data Grid 操作はすべて非トランザクションです。そのため、JBoss Data Grid をリモートクライアントサーバーモードで実行すると、一部の機能を実行できません。
ライブラリーモードの機能が必要でない場合に JBoss Data Grid をリモートクライアントサーバーモードで実行する利点は複数あります。リモートクライアントサーバーモードは、選択したプロトコルのクライアントライブラリーがあればクライアント言語にとらわれません。そのため、リモートクライアントサーバーモードは、以下を実現します。
  • データグリッドのスケーリングがより簡単です。
  • クライアントアプリケーションの影響を与えずにデータグリッドをより簡単にアップグレードできます。
以下のコマンドを実行して、JBoss Data Grid をリモートクライアントサーバーモードで起動します。
Linux の場合:
$JBOSS_HOME/bin/standalone.sh
Windows の場合:
$JBOSS_HOME\bin\standalone.bat

1.3.2. ライブラリーモード

ライブラリーモードでは、カスタムのランタイム環境を構築およびデプロイできます。ライブラリーモードはアプリケーションプロセスで単一のデータグリッドノードをホストし、他の JVM でホストされるノードへリモートアクセスできます。Red Hat JBoss Data Grid 6 のライブラリーモード用にテストされたコンテナーには、Red Hat JBoss Enterprise Web Server 2.x と JBoss Enterprise Application Platform 6.x が含まれます。
JBoss Data Grid のライブラリーモードで使用できる機能の中には、リモートクライアントサーバーモードで使用できないものが一部あります。
ライブラリーモードが必要になる機能は次のとおりです。
  • トランザクション
  • リスナーおよび通知
JBoss Data Grid は、Java SE のスタンドアロンアプリケーションとして実行することもできます。スタンドアロンモードは、JBoss Data Grid をコンテナーで実行する代替としてサポートされます。