6.3. 要素プロパティーの定義
ここで、要素プロパティーを定義する必要があります。
- 右上隅にある二重矢印 ( ) をクリックし、Properties タブを展開します。
- キャンバスのどこかをクリックします。Properties タブに
HelloWorld
プロセスのプロパティーが表示されます。必要なプロパティーは事前定義されていますが、必要な場合は値を変更できます。 - Start 要素と End 要素は任意のプロパティーのみを持ちますが、Task 要素にはタイプとタイプ固有のプロパティーを定義する必要があります。Task 要素をクリックし、必要なプロパティーを定義します。
- 名前:
ScriptTask
- タスクタイプ:
Script
- スクリプト言語:
java
- スクリプト:
System.out.println("Hello World!");
OK をクリックします。
これで実行時にスクリプトを実行するタスクが定義されました。スクリプトは Java で定義され、System.out.println("Hello World!");
メソッドを実行します。このメソッドは、サーバーの標準出力にHello World!
を書き込みます (デフォルトでは、サーバーの標準出力はサーバーが起動したコンソールになります)。 - 実行を検証できるようにするため、プロセスが起動時に待機するよう、タイマーイベントのプロパティーを定義する必要があります。タイマー要素をクリックし、必要なプロパティーを定義します。
- タイムサイクル言語:
Cron
- 期間:
1m
(定義後、Enter を押します)よって、プロセスはスクリプトタスクの実行後、タイマーイベントを 1 分間待ちます。
- プロパティーよりタイマーイベントに名前を付け、プロセスを保存します。Save メニュー ( ) を開き、Save をクリックします。
- プロセスデザイナーのツールバーにあるボタン ( ) をクリックし、定義されたプロセスが有効であることを確認します。1 つ以上の検証エラーがある要素は外形がオレンジ色になります。検証機能については、『Red Hat JBoss BPMS ユーザーガイド』を参照してください。
プロセス要素やそれらのプロパティーに関する詳細は、『JBoss BPMS ユーザーガイド』を参照してください。