第2章 Red Hat JBoss BPM Suite のクイックスタート

本項では、最小手順で Red Hat JBoss BPM Suite をダウンロード、インストールおよび実行します。詳細な手順や、他のインストール方法については、本項以外の内容を参照してください。
この手順では、ご使用のシステムに最小限サポートされる Java バージョンがインストールされていることを前提とします。Red Hat JBoss EAP サーバーが検出されない場合はインストーラーがインストールするため、既存の Red Hat JBoss EAP サーバーは必須ではありません。

手順2.1 BPM Suite のクイックスタート

  1. access.redhat.com より BPM Suite インストーラーをダウンロードします。
  2. 次のコマンドを実行して、インストーラーを起動します。
    java -jar jboss-bpms-installer-VERSION.GA-redhat-MINOR.jar
  3. GUI インストーラーの指示に従って進み、インストール後に BPM Suite アプリケーションにアクセスするために必要なユーザー名とパスワードを書き留めておきます。
  4. インストールが終了したら、コマンドプロンプトを用いて BPM Suite がインストールされた EAP ホームフォルダーに移動します。
  5. 以下のコマンドを実行して、BPM Suite サーバーを起動します。
    bin/standalone.sh
  6. Web ブラウザーを開き、http://localhost:8080/business-central/ にアクセスして Business Central にログインします。インストール時に作成した、BPM Suite アプリケーション用のユーザー名とパスワードの組み合わせを使用してログインします。
これで BPM Suite が正しくインストールされ、実行されます。以下が可能になります。
ロールに関する知識を深める: 「ロールの定義」
追加ユーザーの作成: 「ユーザーの作成」
Hello World プロジェクトの作成: 5章Hello World プロジェクト
BPM Example App Guide の対処: 『Working with the BPM Suite Example App』
インストーラーを用いた詳細なインストール手順の確認: 『インストールガイド