7.2.5. Debezium PostgreSQL 変更イベントレコードのメタデータ

PostgreSQL コネクターによって生成された各レコードには、データベース変更イベント の他に、一部のメタデータも含まれています。メタデータには、サーバーでイベントが発生した場所、ソースパーティションの名前、イベントが置かれる Kafka トピックおよびパーティションの名前が含まれています。

"sourcePartition": {
     "server": "fulfillment"
 },
 "sourceOffset": {
     "lsn": "24023128",
     "txId": "555",
     "ts_ms": "1482918357011"
 },
 "kafkaPartition": null
  • source Partition は、常に database.server.name コネクター設定プロパティーの設定をデフォルトとします。
  • sourceOffset にはイベントが発生したサーバーの場所に関する情報が含まれています。

    • lsn はトランザクションログの PostgreSQL ログシーケンス番号 または offset を表します。
    • txId はイベント発生の原因となったサーバートランザクションの識別子を表します。
    • ts_ms はトランザクションがコミットされたサーバー時間をエポックからの経過時間 (ミリ秒単位) で表します。
  • kafkaPartitionnull が設定されると、コネクターは特定の Kafka パーティションを使用しません。PostgreSQL コネクターは Kafka Connect パーティションを 1 つだけ使用し、生成されたイベントを 1 つの Kafka パーティションに配置します。