11.4.2.2. アドホックなスナップショット信号

シグナルタイプ execute-snapshot のシグナリングテーブルエントリーを作成することで、アドホックスナップショットの開始をコネクターに要求することができます。信号を処理した後、コネクターは要求されたスナップショットオペレーションを実行します。

コネクターが最初に起動したときに実行される最初のスナップショットとは異なり、アドホックスナップショットは、コネクターがすでにデータベースからの変更イベントのストリーミングを開始した後のランタイム中に発生します。いつでもアドホックなスナップショットを開始することができます。

アドホックスナップショットは、以下の Debezium コネクターで利用可能です。

  • Db2
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • SQL Server

表11.6 アドホックスナップショットシグナルレコードの例

カラム

id

d139b9b7-7777-4547-917d-e1775ea61d41

type

execute-snapshot

data

{"data-collections": ["public.MyFirstTable", "public.MySecondTable"]}

現在、execute-snapshot アクションは 増分スナップショット のみをトリガーします。

アドホックスナップショットの詳細については、お使いのコネクターのドキュメントのスナップショットのトピックを参照してください。