4.4. Debezium の新機能
Debezium 1.5 には、以下の更新が含まれています。
- GA (一般提供) への格上げ
これまでのリリースでテクノロジープレビューとして提供されていた以下の機能が、一般提供 (GA) で利用できるようになりました。
- Debezium の RHEL へのインストール
- Red Hat Enterprise Linux 上での Debezium
- テクノロジープレビューの機能
- CloudEvents コンバーター
- CloudEvents 仕様に準拠する変更イベントレコードが出力されます。Avro エンコーディングタイプが CloudEvents エンベロープ構造でサポートされるようになりました。
- 送信トレイ (Outbox) イベントルーター
- 複数の (マイクロ) サービス間でデータを安全かつ確実に交換するための送信トレイ (Outbox) パターンをサポートする SMT。
- 開発者プレビュー機能
- Debezium Oracle コネクター
Oracle Database のコネクター本リリースでは、コネクターは以下の機能を提供します。
- 安定性の向上。
- 改善された DML ステートメントパーサー。
- 同じデータベースまたはプラグ可能なデータベース内の複数のスキーマから変更をキャプチャーする機能。
- 新しいパフォーマンス関連の JMX メトリクス。
-
time.precision.mode
プロパティーで一時的な値の精度を設定する機能。 - 複数のアーカイブプロセス (ARC) プロセスを実行する環境との互換性。
- 複数のアーカイブログの宛先でメッセージを処理する機能 (Oracle Data Guard と連携)。
- Debezium のドキュメント
- 述語を使用して SMT をメッセージに選択的に適用する方法の説明: Applying transformations selectively with SMT predicates