1.2. Camel K の機能

Camel K には、以下の主要プラットフォームおよび機能が含まれています。

1.2.1. プラットフォームおよびコンポーネントのバージョン

  • OpenShift Container 4.6 または Platform 4.7
  • OpenShift Serverless 1.16.0
  • Quarkus 1.8 Java runtime
  • Apache Camel K 1.4.0
  • Apache Camel 3.10
  • Apache Camel Quarkus 1.8
  • OpenJDK 11

1.2.2. Camel K の機能

  • 自動スケーリングおよびゼロへのスケーリングを行うための Knative Serving
  • イベント駆動型アーキテクチャーのための Knative Eventing
  • デフォルトで Quarkus ランタイムを使用するパフォーマンスの最適化
  • Java または YAML DSL で書かれた Camel インテグレーション
  • Visual Studio Code での開発ツール
  • OpenShift で Prometheus を使用したインテグレーションのモニターリング
  • クイックスタートチュートリアル
  • AWS、Jira、Salesforce などの外部システムへのコネクターの Kamelet カタログ

以下は、Camel K クラウドネイティブアーキテクチャーを簡単に表した図になります。

Camel K アーキテクチャー

1.2.3. Kamelets

Kamelets は、Camel に精通していないユーザーであっても、インスタンス化するために必要なすべての情報が含まれるシンプルなインターフェイスを使用することで、複雑な外部システムへの接続を単純化します。

Kamelets は、OpenShift クラスターにインストールでき、Camel K インテグレーションで使用できるカスタムリソースとして実装されます。Kamelets は、コンポーネントの詳細な理解なしに外部システムに接続するために設計された Camel コンポーネントを使用するルートテンプレートです。Kamelets は、外部システムへ接続する詳細を抽象化します。また、Kamelets を組み合わせることで、標準の Camel コンポーネントを使用するのと同じように、複雑な Camel インテグレーションを作成することもできます。

Kamelets は、コンポーネントの詳細な理解なしに外部システムに接続するために設計された Camel コンポーネントを使用するルートテンプレートです。