6.4. Debezium と連携する Oracle の設定

Oracle を Debezium Oracle コネクターと使用するように設定するには、以下の手順が必要です。以下の手順は、コンテナーデータベースと少なくとも 1 つのプラグ可能なデータベースと共にマルチテナンシー設定を使用することを前提としています。マルチテナント設定を使用しない場合は、以下の手順を調整する必要がある場合があります。

Vagrant を使用して仮想マシンで Oracle を設定する方法は、Debezium Vagrant Box for Oracle database GitHub リポジトリーを参照してください。

Debezium コネクターと使用するために Oracle を設定する場合の詳細は、以下を参照してください。

6.4.1. Debezium で使用できるように Oracle データベースの準備

Oracle LogMiner に必要な設定

ORACLE_SID=ORACLCDB dbz_oracle sqlplus /nolog

CONNECT sys/top_secret AS SYSDBA
alter system set db_recovery_file_dest_size = 10G;
alter system set db_recovery_file_dest = '/opt/oracle/oradata/recovery_area' scope=spfile;
shutdown immediate
startup mount
alter database archivelog;
alter database open;
-- Should now "Database log mode: Archive Mode"
archive log list

exit;

さらに、データ変更が変更されたデータベース行の before 状態をキャプチャーするには、キャプチャーされたテーブルまたはデータベースに対して補助ロギングを有効にする必要があります。以下は、これを特定の表で設定する方法を示しています。これは、Oracle redo ログにキャプチャーされる情報量を最小限に抑えるのに理想的な選択です。

ALTER TABLE inventory.customers ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA (ALL) COLUMNS;

最小の補助ロギングをデータベースレベルで有効にする必要があります。これは、以下のように設定することができます。

ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA;