3.4. PostgreSQL 典型的な問題

Debezium は、複数のアップストリームデータベースの変更をすべてキャプチャーし、イベントの失敗や損失は発生しない分散システムです。当然ながら、システムが規則的な動作や管理を慎重に行なっ ている場合、Debezium はすべての変更イベントの配信を一度 提供します。ただし、障害が発生すると、システムはイベントを失いませんが、障害からの復旧中は変更イベントを繰り返す可能性があります。そのため、Kafka などのこのような異常な状況 では、少なくとも 1 回 変更イベントが配信されます。

本セクションの残りの部分では、Debezium が様々な障害や問題を処理する方法について説明します。

3.4.1. 設定および起動エラー

コネクターは起動時に失敗し、ログにエラー/例外を報告し、コネクターの設定が無効であるときに実行を停止し、コネクターが指定の接続パラメーターを使用して PostgreSQL に正常に接続できない場合、または PostgreSQL が事前記録された位置(LSN 値を介して)から再開する場合や、PostgreSQL にその履歴が利用できない場合に、実行を停止します。

このような場合、エラーには問題の詳細が記載され、推奨される回避策が考えられます。設定が修正され、PostgreSQL の問題が対処されると、コネクターを再起動することができます。