5.2. Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux
5.2.1. Advisor
Insights ウィジェットが KB のアーティクル記事で利用できるようになる
Insights は KCS ソリューションの可用性に加えて、KB の記事の Insights can detect this issue ウィジェットは、Insights Advisor の推奨事項の基礎となります。ウィジェットをクリックすると、Red Hat Hybrid Cloud Console の advisor サービスの推奨事項が表示されます。https://access.redhat.com/articles/3671571 の例を参照してください。
新しい推奨事項
- 実行中のカーネルと互換性のないサードパーティーの drbd モジュールのビルドバージョンを使用すると、ソフトロックアップの警告が表示されてシステムがハングします。
- 監査イベントディスパッチャーキューの制限に達したため、監査イベントが頻繁にドロップされました。
- Red Hat Virtualization (RHV) と Satellite の統合は非推奨であり、将来のリリースでは削除される予定です。
- kdump カーネルパニックは、カーネルのバグが原因でクラッシュしたカーネルの内容をキャプチャーすると発生します。
- サードパーティーモジュールの mlx5_core のバージョンが実行中のカーネルと互換性がないため、システムがソフトロックアップの警告でハングします。
- デフォルトのカーネルの既知のリグレッションバグが原因で、SMB 共有パスに末尾のスラッシュがある場合、SMB 共有での I/O 操作は、再起動後に期待どおりに動作しません。
- NFSv4 サーバーサービスがシャットダウンし、カーネルのバグによりエクスポートキャッシュが同時にフラッシュされると、カーネルパニックが発生します。
- /etc/machine-id がない、または空の場合、カーネルパッケージのインストール後に initramfs および grub エントリーを生成できません。
- kernel-4.18.0-477.10.1.el8_8 を実行しているために、システムハングまたは高システム負荷が発生します。
- サードパーティーモジュールの mfe_aac のバージョンが実行中のカーネルと互換性がないため、システムがソフトロックアップの警告を表示してハングします。
5.2.2. コンプライアンス
新機能により、ユーザーはコンプライアンスサービスレポートをトリアージし、重大度のルールが高い/中程度で失敗している特定のポリシーで、システムをより簡単に識別できるようにします。この機能がリリースされる前は、ユーザーは各システムのレポートをより詳細に調べて、各ルールの重大度と合格/失敗率を判断する必要がありました。この機能により、ユーザーはこの分析を一括で実行できます。