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Red Hat Insights インベントリーのシステム設定とベースラインの比較

Red Hat Insights 2022

システム分析におけるドリフトサービス比較とベースラインの使用

概要

システムのシステム設定を一定期間、または他のシステムおよびベースラインと比較し、環境内の不一致を特定し、ドリフト分析を実行します。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージをご覧ください。

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第1章 Insights for RHEL インベントリーの比較によるドリフト分析の実行

システム設定の調査および比較を行うことで Insights for RHEL インベントリーのコンポーネントを分析してトラブルシューティングし、ドリフト分析を行います。

1.1. Insights for RHEL インベントリーでのシステム設定の比較

drift サービスを使用すると、システム設定を Insights for RHEL インベントリー内の他のシステムと比較できます。また、変更を追跡および分析するために、時間とともにシステム設定を比較することもできます。さらに、参照地点を設定し、すべてのシステムをその参照地点に対して比較できます。必要に応じて、このような比較を使用して、さまざまな時点でのシステムのトラブルシューティングを行うことができます。

異なるシステムを比較するときに、プロファイルファクトおよびシステムタグをフィルタリングして、合致するプロファイルファクトや、異なるプロファイルファクトを強調表示し、足りない情報や問題があると考えられる場所を確認することもできます。

ベースラインを定義および管理することもできます。Insights for RHEL インベントリーで定義済みのベースラインを使用して、ベースラインおよびシステム設定を比較できます。また、比較しているシステムとベースラインの、コンマ区切りの値 (CSV)、または JSON (JavaScript Object Notation) の出力を生成することもできます。

第2章 Insights for Red Hat Enterprise Linux アプリケーションでドリフトデータの表示

2.1. drift サービスへのアクセス

前提条件

  1. drift サービスにシステムをアップロードできるようにするには、Insights クライアントがシステムにインストールされ、稼働している必要があります。
  2. 追加のユーザーアクセス権限は必要ありません。

drift サービスは、Insights for Red Hat Enterprise Linux に同梱されています。Red Hat Hybrid Cloud コンソール でこのサービスにアクセスします。

注記

Insights クライアントをインストールし、システムを Insights for RHEL に登録する方法は、「Insights for Red Hat Enterprise Linux, Get Started instructions」を参照してください。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Comparison ページに移動します。Comparison 画面が開きます。

    img drift comparison screen

  2. Add to comparison をクリックします。Add to compare 画面が開き、比較するシステムやベースラインを追加できます。

    img drift add to comparison screen

    • System タブで、比較する任意のシステムを追加できます。この画面では、Insights for RHEL インベントリーにすでに存在するベースラインも一覧表示されます。
    • Baseline タブで、ベースラインを作成できます。この画面では、Insights for RHEL インベントリーにすでに存在するベースラインも一覧表示されます。

      img drift baselines screen

  3. Submit をクリックして、システムまたはベースラインを追加して比較を行います。
注記

ベースラインは、システムのグループが維持する必要がある標準設定として定義されます。設定は、name:value ペアのセットで、最初から作成したり、既存のシステム設定からコピーしたりできます。

第3章 比較の作成および適用

Insights for RHEL を使用すると、Insights for RHEL インベントリーのコンポーネントを表示してそれぞれを比較し、特性やパフォーマンスを分析して、トラブルシューティングできます。

3.1. Insights for RHEL インベントリーでのシステムの比較の使用

システムファクトを使用して、役に立つ比較を作成します。Insights for RHEL インベントリーのコンポーネントに関するファクトを分析すると、特定のタイミングにおけるシステム、または複数のシステムを確認できます。システムの経時比較を作成して、システムでの変化を確認し、分析できます

以下の手順に従って、RHEL インベントリーの Insights で比較を作成または追加します。

3.1.1. 比較の作成および追加

以下の手順に従って、RHEL インベントリーの Insights で比較を作成または追加します。

前提条件

  1. drift サービスにシステムをアップロードできるようにするには、Insights クライアントがシステムにインストールされ、稼働している必要があります。
  2. 追加のユーザーアクセス権限は必要ありません。

drift サービスは、Insights for Red Hat Enterprise Linux に同梱されています。Red Hat Hybrid Cloud コンソール でこのサービスにアクセスします。

注記

Insights クライアントをインストールし、システムを Insights for RHEL に登録する方法は、「Insights for Red Hat Enterprise Linux, Get Started instructions」を参照してください。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Comparison ページに移動します。Comparison 画面が開きます。

    img drift comparison screen

  2. Add to compare をクリックします。Add to compare 画面が開き、比較するシステムやベースラインを追加できます。

    img drift add to comparison screen

    • System タブで、比較する任意のシステムを追加できます。この画面では、Insights for RHEL インベントリーにすでに存在するベースラインも一覧表示されます。
    • Baseline タブで、ベースラインを作成できます。この画面では、Insights for RHEL インベントリーにすでに存在するベースラインも一覧表示されます。

      img drift baselines screen

  3. Submit をクリックして、システムまたはベースラインを追加して比較を行います。

第4章 ベースラインの確認および管理

ベースラインの作成、コピー、編集、削除、エクスポートまたは比較など、ベースラインの確認や管理時に、多数の操作を実行できます。

4.1. ベースラインでのファクトの役割

ベースラインは、システムのグループが維持する必要がある標準設定として定義されます。設定は、name:value ペアのセットで、最初から作成したり、既存のシステム設定からコピーしたりできます。

組織のシステムプロファイルのベースライン定義を管理できます。つまり、ベースラインは、ファクトの値を変更したり、削除して編集することができます。ユーザーインターフェースを使用して、ベースラインの作成、コピー、編集、削除、およびエクスポートが可能です。

注記

また、ベースライン API を使用してベースラインを作成および管理できます。REST API を使用したベースラインのクエリーおよび編集の詳細は、Insights for Red Hat Enterprise Linux API ドキュメントを参照してください。

4.2. 新規ベースラインの作成

さまざまなシステムファクトを使用し、ベースラインの作成に使用する方法を選択できます。以下を行うことができます。

  • ゼロからベースラインを作成
  • 既存のベースラインのコピー
  • 既存のシステムのコピー
  • 履歴システムプロファイルのコピー

4.2.1. ベースラインを最初から作成する手順

ベースラインは、システムのグループが維持する必要がある標準設定として定義されます。設定は、name:value ペアのセットで、最初から作成したり、既存のシステム設定からコピーしたりできます。以下のステップを完了して、新しいベースラインを作成します。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。

    img drift create new baseline

  3. Create baseline from scratch を選択します。
  4. Baseline name フィールドに、作成するベースラインの名前を入力します。
  5. Create baseline をクリックします。新しいベースラインの Edit 画面が開きます。
  6. Add fact or category をクリックします。新しいベースラインの Add fact 画面が開きます。
  7. サブファクトを追加するカテゴリー (親ファクト) である場合 は、This is a category を選択して Category name のみを入力します。次に、Save をクリックします。
  8. それ以外の場合は、Fact nameValue を入力し、Save をクリックします。
  9. カテゴリーの下にサブファクトを追加するには、カテゴリーの横にある img drift options menu オプションメニューをクリックし、Add sub fact を選択します。その他のオプションメニューを使用して、カテゴリーを編集したり削除したりすることもできます。
注記

実行される変更は、自動的に保存されます。したがって、すべてのファクト、サブファクト、およびそれらの値を追加したら、Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines に移動して作成したベースラインを表示および管理できます。

4.2.2. 既存のベースラインのコピーでの新しいベースラインの作成

既存のベースラインをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. Copy an existing baseline を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. 既存のベースライン一覧から、コピー元となるベースラインを選択し、Create baseline をクリックします。表示された画面には、すべてのファクトが追加された状態でベースラインが新たに作成されています。
  6. ファクトの横にある他のオプションメニュー img drift options menu を使用して、既存のファクトを編集または削除します。
  7. Add fact or category をクリックして、新しいファクトまたはカテゴリーを追加することもできます。同様に、カテゴリーに値を追加できます。

ファクト、およびその値の追加または編集が完了したら、Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動して、作成したベースラインを表示および管理できます。

注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが想定される場合や重要ではない場合は、相互に異なるファクトにフラグは付けません。問題となる可能性がある重要な違いや類似点にのみフラグを付けます。その後は、これらの例外を一般的なファクトの動作として対処できます。

4.2.3. 既存システムのコピーでの新しいベースラインの作成

既存のシステムをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. Copy an existing system を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. システムの既存のリストから、コピー元となるシステムを選択し、Create baseline をクリックします。表示された画面には、すべてのファクトが追加された状態でベースラインが新たに作成されています。
  6. 既存のファクトを削除するには、青い Add fact または category ボタンの右側にある More options メニュー img drift options menu を使用します。
  7. 新しいファクトまたはカテゴリーを追加するには、Add fact or category をクリックします。したがって、サブファクトをカテゴリーに追加できます。
注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが想定される場合や重要ではない場合は、相互に異なるファクトにフラグは付けません。問題となる可能性がある重要な違いや類似点にのみフラグを付けます。その後、ベースラインの標準的なファクト動作に対して、これらの例外を対処できます。

ファクト、サブファクト、およびそれらの値の追加と編集を完了したら、driftBaselines に移動して作成したベースラインを表示および管理できます。

4.2.4. 新規ベースラインの作成への古いシステムプロファイルのコピー

過去のシステムプロファイルをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. Copy an existing system を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. システムの既存のリストから、コピー元となるシステムを選択します。Historical profile 列で、Historical profile アイコン( img drift hsp icon )をクリックします。
  6. ドロップダウンメニューから、日付と時刻に基づいて、コピーするプロファイルを選択します。選択後に、drift で Name 列のシステム名で選択したプロファイルのタイムスタンプが表示されます。過去のプロファイルで別のものを選択することにした場合には、プロファイルのタイムスタンプの横にある X をクリックして、別の過去のプロファイルを選択します。
  7. コピー元のプロファイルとして特定した内容で問題なければ、Create baseline をクリックします。新しく作成されたベースラインを含む画面が開き、すべてのファクトが入力されます。
  8. 既存のファクトを編集または削除するには、ファクトの横にある More Options メニュー img drift options menu を使用します。
  9. 新しいファクトまたはカテゴリーを追加するには、Add fact or category をクリックします。同様に、ファクトに値を追加できます。

ファクト、およびその値の追加または編集が完了したら、Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動して、作成したベースラインを表示および管理できます。

注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが想定される場合や重要ではない場合は、相互に異なるファクトにフラグは付けません。問題となる可能性がある重要な違いや類似点にのみフラグを付けます。その後、ベースラインの標準的なファクト動作に対して、これらの例外を対処できます。

4.3. ベースラインの編集または削除

ベースラインの編集は、ベースラインの名前変更、ファクト、カテゴリー、サブファクトの変更、追加、または削除を行うことで可能です。

4.3.1. ベースラインの編集

既存のベースラインを編集できます。

手順

  1. ベースラインを編集するには、ベースライン名をクリックします。選択したベースラインの編集画面が開きます。
  2. Add fact or category をクリックして、ファクトまたはカテゴリーをベースラインに追加します。Add fact 画面が開きます。
  3. サブファクトを追加するカテゴリー (親ファクト) である場合 は、This is a category を選択して Category name のみを入力します。次に、Save をクリックします。
  4. ファクトを編集するには、編集する項目を選択し、ファクトを含む行の右側にある追加オプションで Edit fact をクリックします。Edit fact 画面が開きます。名前または値を変更して、Save をクリックします。
  5. ファクトまたはカテゴリーを削除してベースラインを編集するには、削除する項目を選択し、ファクトを含む行の右側にある詳細オプションで Delete fact をクリックします。
  6. ファクトカテゴリーの場合は、ファクトカテゴリーが含まれる行の右側にある他のオプションメニューをクリックします。Add sub factEdit categoryDelete category のいずれかをクリックすると、該当する画面が開きます。要求される情報を指定または編集し、Save をクリックします。

4.3.2. ベースラインの削除

ベースラインを削除できます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. ドロップダウンチェックボックスを使用して、ベースラインまたはすべてのベースラインを選択します。選択すると、 img drift num baselines field フィールドには選択したベースラインの数が表示されます。
  3. 一覧のベースラインを削除するには、画面上部の More options メニュー img drift options menuDelete をクリックします。ベースラインの削除は元に戻せないことを通知するアラートが開きます。それでも続行する場合は、Delete baseline をクリックします。

4.4. システム設定とベースラインの比較

システム設定を 1 つ以上のベースラインと比較して、お使いの環境内の差分を特定し、ドリフト分析を実行できます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Comparison ページに移動します。Comparison 画面が開きます。
  2. Add to compare をクリックします。
  3. Systems タブのリストでシステムを 1 台または複数選択します。また、名前でシステムを検索してシステムを選択します。
  4. Baselines タブのリストでベースラインを 1 つまたは複数選択します。または、名前でベースラインを検索してから、ベースラインを選択できます。
  5. 送信 をクリックします。

比較用に既に追加したシステムの右側の Add System ボタンをクリックすると、いつでもシステムを追加できます。

同様に、比較下で特定のシステムまたはベースラインを削除するには、個々のシステムまたはベースライン名のパネルの右上隅にある X 記号をクリックします。

比較中のすべてのシステムおよびベースラインを削除するには、上部の Options メニュー img drift options menu から Clear all comparisons をクリックし、再度開始します。

表示された比較結果とフィルターを、必要に応じてファクト名、比較状態、およびカテゴリー別に表示できます。結果と、フィルターなどの現在の選択を、詳細な分析のためにコンマ区切り (CSV) ファイルまたは JSON (JavaScript Object Notation) ファイルにエクスポートするには、メニューバーの Export as CSV オプションまたは Export as JSON オプションを選択します。

4.5. ベースラインのエクスポート

すべてのシステムベースライン、または個々のベースラインファクトやカテゴリーを、コンマ区切り (CSV) ファイル、または JSON (JavaScript Object Notation) ファイルにエクスポートし、外部で分析できます。適用されるすべての検索フィルターはダウンロードした CSV ファイルまたは JSON ファイルに保存されることに注意してください。

4.5.1. 個別のベースライン、ファクト、およびカテゴリーのエクスポート

個別のベースライン、ファクト、およびカテゴリーをエクスポートできます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. ベースラインの一覧から、リストからベースラインを選択します。
  3. 選択したベースラインの編集画面で、Export アイコン( img drift export as csv icon )をクリックし、Export to comma-separated values(CSV) または Export to JavaScript Object Notation(JSON) を選択します。
注記

以下の手順を使用して、個別のファクトやカテゴリーを CSV または JSON にエクスポートします。

4.5.2. 全システムベースラインのエクスポート

すべてのシステムベースラインを、コンマ区切り (CSV) ファイルまたは JSON (JavaScript Object Notation) ファイルにエクスポートできます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline ボタンの横にある Export アイコン( img drift export as csv icon )をクリックします。
  3. Export to CSV または Export to JSON を選択します。

第5章 比較でのシステムファクトの使用

システムファクトは、システムの比較を理解するのに重要なコンポーネントです。システムファクトを検証すると、Insights for RHEL システムのインベントリーでのパフォーマンスや変更に関する情報が詳細に分かります。システムファクトは、状態が不明なシステムコンポーネントに関して警告したり、注意の必要なシステム箇所を特定します。

5.1. 比較でのシステムファクトのロール

確認済みのファクト値に基づく比較状態では、システム管理におけるガイダンスを把握できます。アプリケーションは、期待とは異なる動作のファクト、状態が不明なファクトを特定して、注意が必要なファクトに対してユーザーに警告します。

Drift サービスは、確認したファクト値を異なる色で表示します。

  • 赤いアイコンは、検証する必要のある問題を示します。

    img drift red examine icon

  • 緑色のアイコンは、想定の状態または値を示します。

    img drift good expected icon

  • 黒の疑問符がついた状態は、想定の状態が不明であることを示します。

    img drift question mark

一部のファクトはシステム固有で、一意とみなされます。比較する値が等しい場合は、それらの状態は赤のマークが付けられます。fqdn および IP アドレスの場合は、これに該当します。赤のマークが付いている場合には、これらのファクトには注意が必要です。

drift サービスでは、last_boot_time などの他のファクトがすべての比較システムと異なることを想定します。このようなファクトについては、相違点は強調表示されず、比較状態を unknown (意見なし) とマークします。

5.2. ファクトを比較で使用する方法

確認済みのファクト値に基づく比較状態では、システム管理におけるガイダンスを把握できます。Drift サービスは、想定とは異なる動作のファクト、状態が不明なファクトを特定して、注意が必要なファクトに対してユーザーに警告します。

5.3. ユーザーインターフェース (UI) を使用したシステムファクトのフィルター

drift サービスを使用すると、マルチファクトフィルタリングが可能になり、ビジネスに合わせて比較を作成できます。システムファクトは、ファクト比較状態、ファクト名、ファクトカテゴリーなど、複数の方法でフィルタリングできます。

手順

  1. Red Hat Enterprise Linux > Drift > Comparison ページに移動します。Comparison 画面が開きます。
  2. Comparison 画面で Add to compare をクリックします。
  3. Add to Comparison 画面で、Systems タブを選択して、Insights for RHEL インベントリーにチェックされたシステムを表示します。
  4. 名前コラムで 2 つ以上のシステムのチェックボックスを選択し、Submit をクリックします。Comparison 画面が開き、システム内のファクトの状態が表示されます。

比較状態によるフィルタリング: View ドロップダウンリストをクリックして同一を選択し、値が同一であるファクトのみを表示するには Same を選択します。または異なるファクトのみを表示するには、Different を選択し、情報が不完全であるファクトのみを表示するには、Incomplete Data を選択します。必要に応じて、SameDifferentIncomplete data 状態の組み合わせを選択して、選択をクリアすることも可能です。比較するシステムを最初に追加する場合には、デフォルトで、3 つすべてのオプションがすべて選択されます。

+ img filter view options

+ ファクト名でフィルタリング: 上部の検索ボックスに、ファクト名を入力して、特定のファクト名でフィルタリングします。たとえば、kernel をフィルターとして設定すると、名前に kernel が含まれるファクトがすべて表示されます。または、検索ボックスに installed_packages を入力して、全パッケージを表示します。Enter キーを押してから、次のファクト名を入力して、ファクト名を追加します。フィルターには、必要な数のファクト名を追加できます。

+ ファクトカテゴリーによるフィルタリング: 検索ボックスに最初のファクトカテゴリーを入力して、システムをそのカテゴリー別に比較します。たとえば、installed_packagesinstalled_serviceskernel_modulesnetwork_interfacesyum_reposcpu_flags および enabled_services などです。Enter キーを押してから、次のファクトカテゴリーを入力するだけで、追加のファクトカテゴリーを追加できます。フィルターには、必要な数のファクトカテゴリーを追加できます。

以下のサンプル画面では、システム全体で違いを示すファクトでフィルタリングされたシステム比較データを確認できます。fqdn などの一部のファクトは、システムごとに異なることが予想されます。しかし、インストールされているパッケージは同じです。時間が経つと、一部のパッケージがシステム 1 でアップグレードされます。しかし、ファクトカテゴリー installed_packages を拡張することで、システム 2 およびシステム 3 ではアップグレードされていません。

img drift comparison with diffs screen

5.4. URL (Uniform Resource Locator) パラメーターを使用したシステムファクトのフィルター

drift サービスを使用すると、マルチファクトフィルタリングが可能になり、ビジネスに合わせて比較を作成できます。システムファクトは、ファクト比較状態、ファクト名、ファクトカテゴリーなど、複数の方法でフィルタリングできます。

URL を編集してソートする

URL パラメーターを編集することで、フィルター処理を迅速に実行できます。この機能の使用方法は、以下の URL を参照してください。

insights/drift/?baseline_ids=<baseline-id>&system_ids=<system-id>&hsp_ids=<hsp-id>&reference_id=<reference-id>&filter[name]=bios,arch&filter[state]=same,different,incomplete_data&sort=-state,fact

パラメーター

  1. insights/drift/
  2. ?
  3. baseline_ids=<baseline-id>&system_ids=<system-id>&hsp_ids=<hsp-id>
  4. &reference_id=<reference-id>
  5. &filter[name]=bios,arch
  6. &filter[state]=same,different,incomplete_data
  7. &sort=-state,fact

パラメーターの使用方法

  1. アプリサービス: これは、使用している Red Hat Enterprise Linux の Insights を反映しています。この場合、Insights for Red Hat Enterprise Linux の drift サービス。
  2. Search パラメーター: これは、後続のパラメーターで検索する drift を指定する文字です。
  3. システム、ベースライン、過去のプロファイルの ID: これは、比較対象のシステム、ベースライン、および過去のプロファイルの ID です。それぞれ、最初の ? の後に & 記号を付け、各パラメータータイプ(baseline_ids、system_ids、hsp_ids)を指定します。
  4. 参照として使用するシステム、ベースライン、または過去のプロファイルの ID: 他のすべてのファクトと比較するためのリファレンスとして使用されるシステム、ベースライン、または過去のシステムプロファイルの ID です。reference-id は、パラメーター (baseline_id、system_id、または hsp_id) のいずれかで指定する必要があります。指定しない場合は、比較の参照が設定されません。
  5. ファクトネームフィルター: & 記号で始まり、[名前] をフィルターにかけます。適用される各ファクト名フィルターは、= 記号の後に追加され、スペースを使用せずにコンマで区切ります。
  6. ステートフィルター: ファクト名フィルターと同じですが、先頭に filter[state] が付きます。filter[state] に有効な値は、same、different、および incomplete_data です。複数の値を指定する場合は、コンマで区切り、空白を使用しないでください。
  7. テーブルのソート: & 記号の前に置くと、state や fact が sort= の後に追加され、コンマで区切られます。state またはfact の前に - 記号がある場合は、降順でソートされます。それ以外の場合は昇順でソートされます。状態ソートには、ソート機能がありません。この場合、url パラメーターに state は追加されません。一方、ファクトソートは、オフにするとデフォルトでは昇順になります。

これらのパラメーターは手動で入力および編集できますが、UI を変更する際に自動入力することが主な機能になります。

5.5. システムファクトのソート

ユーザーインターフェース (UI) を使用するか、URL パラメーターを編集して、システムファクトをソートできます。

UI を使用したソート

UI では、システムファクトをアルファベット順にソートできます。Fact ( img fact sort1 )の横にある矢印をクリックし、昇順と降順のソートを切り替えます。ファクトはデフォルトで昇順で表示されます。また、システムファクトを比較 State 別でソートすることもできます。State ( img drift state sort )の横にある矢印をクリックして、状態別に並べ替えます。

注記

並べ替えは、適用されたフィルターと組み合わせて機能します。つまり、インストールされたパッケージまたは、比較状態でファクトを表示するためにフィルターをかけた場合、フィルタリングされたデータはソートまたは比較状態でソートできます。

URL を編集してソート

URL パラメーターを編集すると、ソートを迅速に行うことができます。この機能の使用方法は、以下の URL を参照してください。

insights/drift/?baseline_ids=<baseline-id>&system_ids=<system-id>&hsp_ids=<hsp-id>&reference_id=<reference-id>&filter[name]=bios,arch&filter[state]=same,different,incomplete_data&sort=-state,fact

パラメーター

  1. insights/drift/
  2. ?
  3. baseline_ids=<baseline-id>&system_ids=<system-id>&hsp_ids=<hsp-id>
  4. &reference_id=<reference-id>
  5. &filter[name]=bios,arch
  6. &filter[state]=same,different,incomplete_data
  7. &sort=-state,fact

パラメーターの使用方法

  1. アプリサービス: これは、使用しているアプリサービスを反映します。この場合は、Insights for Red Hat Enterprise Linux を参照してください。
  2. Search パラメーター: これは、後続のパラメーターで検索する drift を指定する文字です。
  3. システム、ベースライン、過去のプロファイルの ID: これは、比較対象のシステム、ベースライン、および過去のプロファイルの ID です。それぞれ、最初の ? の後に & 記号を付け、各パラメータータイプ(baseline_ids、system_ids、hsp_ids)を指定します。
  4. 参照として使用するシステム、ベースライン、または過去のプロファイルの ID: 他のすべてのファクトと比較するためのリファレンスとして使用されるシステム、ベースライン、または過去のシステムプロファイルの ID です。reference-id は、パラメーター (baseline_id、system_id、または hsp_id) のいずれかで指定する必要があります。指定しない場合は、比較の参照が設定されません。
  5. ファクトネームフィルター: & 記号で始まり、[名前] をフィルターにかけます。適用される各ファクト名フィルターは、= 記号の後に追加され、スペースを使用せずにコンマで区切ります。
  6. ステートフィルター: ファクト名フィルターと同じですが、先頭に filter[state] が付きます。filter[state] に有効な値は、same、different、および incomplete_data です。複数の値を指定する場合は、コンマで区切り、空白を使用しないでください。
  7. テーブルのソート: & 記号の前に置くと、state や fact が sort= の後に追加され、コンマで区切られます。state またはfact の前に - 記号がある場合は、降順でソートされます。それ以外の場合は昇順でソートされます。状態ソートには、ソート機能がありません。この場合、url パラメーターに state は追加されません。一方、ファクトソートは、オフにするとデフォルトでは昇順になります。

これらのパラメーターは手動で入力できますが、UI を変更する際に自動入力することが主な機能になります。

5.6. 難読化された値のハイライト

Insights クライアントは、IP アドレスの難読化とホスト名の難読化を提供します。クライアントデータの難読化に関する詳細は、『クライアント 設定ガイド』を参照してください

情報を保護するためにファクト値のいずれかが変更された場合、drift は、非表示のデータが比較で難読化されていることを通知します。難読化されたデータの表示には、以下のようなものがあります。

  • 値のセルがグレーアウトします。
  • 灰色のセルにロックアイコンを追加し、その値が変更されたことを示すツールチップを使用します。
  • 「状態」アイコンにツールチップを追加して、その行に「不完全なデータ」状態が設定されている理由を説明します。

img drift obfuscated 1 img drift obfuscated 2

比較のいずれかの値が編集された場合は、そのファクトに対する比較の状態が「不完全なデータ」に設定されます。

5.7. マルチバリューファクトの理解

drift は、指定のパッケージ名に対してインストールされているすべてのバージョンの一覧を保存します。つまり、分析の実行時にインストールしたすべてのバージョンを正しく評価して比較できます。

Inventory API および drift API では、複数の値を持つファクトが提供されます。詳細は、Insights for Red Hat Enterprise Linux API ドキュメントを参照してください。System Comparison API ドキュメント、https://console.redhat.com/insights/inventory[Red Hat Enterprise Linux > Inventory

注記

以前では、installed_package の各ファクトには、システムとベースラインの比較に使用された関連値がありました。これは、複数の値が存在するパッケージに関する制限です。たとえば、RHEL システムに複数のカーネルパッケージをインストールし、システムの起動時に実行するバージョンを選択できます。別の例では、複数のバージョンまたはアーキテクチャー、または RHEL システムに同じパッケージがインストールされています。これにより、drift でのトラブルシューティングが強化されます。

5.8. マルチファクトフィルタリングの使用

マルチファクトフィルタリングを使用すると、ビジネスに合わせて調整された比較を作成できます。ファクトとタグの特定のグループで比較クエリーをフィルターにかけることができます。マルチファクトフィルタリングにより、以下の機能が有効になります。

  • ファクト名フィールドに複数の値を入力できます。
  • 複数のフィルター間でのスワップは回避してください。
  • 無関連なファクトを除外します。
  • トラブルシューティングを改善するために、特定の問題に関連するファクトを比較します。
  • 他の管理者または同僚と比較を共有します。

ファクトに複数のフィルターをロックするには、テキストボックスにファクト名を入力し終えたら、Enter キーを押します。この機能は、「OR」演算子で動作し、「this」または「that」に一致しないものをフィルターで除外できます。 次の例は、ファクトのリストに、名前が「bios」または「arch」と一致するファクトのみが含まれることを示しています。

img drift multi fact filtering

5.9. 利用可能なファクトとその機能

以下の表は、システム比較で使用するシステムファクトを表示します。

表5.1 システムファクト

ファクト名説明値の例

Ansible

Ansible 関連のファクトのリストを含むカテゴリー

値が 4.0.0 の controller_version

arch

システムアーキテクチャー

x86_64

bios_release_date

BIOS リリース日: 通常は MM/DD/YYYY

01/01/2011

bios_vendor

BIOS ベンダー名

LENOVO

bios_version

BIOS バージョン

1.17.0

cloud_provider

クラウドベンダー。値は googleazureawsalibaba、または empty です。

google

cores_per_socket

ソケットあたりの CPU コア数

2

cpu_flags

CPU フラグの一覧が含まれるカテゴリー。それぞれの名前は CPU フラグ (vmxなど) で、値は常に enabled です。

値が enabledvmx

enabled_services

有効なサービスの一覧が含まれるカテゴリー。カテゴリーの各名前はサービス名 (crond など) で、値は常に enabled です。

値が enabledcrond

fqdn

システムの完全修飾ドメイン名

system1.example.com

infrastructure_type

システムインフラストラクチャー。一般的な値は virtual または physical です。

virtual

infrastructure_vendor

インフラストラクチャーベンダー。一般的な値は kvmvmwarebaremetal などです。

kvm

installed_packages

インストールされている RPM パッケージの一覧。これはカテゴリーです。

値が 4.2.46-33.el7.x86_64bash

installed_services

インストールされているサービスの一覧が含まれるカテゴリー。カテゴリーの各名前はサービス名 (crond など) で、値は常に installed です。

値が installedcrond

kernel_modules

カーネルモジュールの一覧。カテゴリーの各名前はカーネルモジュール (例: nfs) で、値は enabled です。

値が enablednfs

last_boot_time

YYYY-MM-DDTHH:MM:SS 形式のブート時間。情報のみ。システム全体での起動時間は比較しません。

2019-09-18T16:54:56

mssql

MSSQL 関連のファクトのリストを含むカテゴリー

15.0.4153.1 の値を持つ mssql_version

network_interfaces

ネットワークインターフェースに関連するファクトの一覧。

 
 

各インターフェースには、ipv6_addressesipv4_addressesmac_addressmtustatetype のファクトが 6 つあります。2 つのアドレスフィールドは IP アドレスのコンマ区切りリストです。state フィールドは UP または DOWN のいずれかになります。type フィールドはインターフェース種別です (例: etherloopbackbridge など)。

 
 

各インターフェース (例: loem1 など) がファクト名にプレフィックスが付けられます。たとえば、em1 の mac address は、em1.mac_address という名前のファクトになります。

 
 

多くのネットワークインターフェースのファクトは、システム全体で同等であることを確認するために比較されます。ただし、ipv4_addressesipv6_addresses、および mac_address は、システム全体で異なるようにチェックされます。lo のサブ例外 (subexception) はすべてのシステムで常に同じ IP アドレスと mac アドレスを持つ必要があります。

 

number_of_cpus

CPU の合計数

1

number_of_sockets

ソケットの合計数

1

os_kernel_version

カーネルバージョン

4.18.0

os_release

カーネルリリース

8.1

running_processes

実行中のプロセスの一覧。ファクト名はプロセスの名前で、値はインスタンス数です。。

crond: 値が 1 です。

sap_instance_number

SAP インスタンス番号

42

sap_sids

SAP システム ID (SID)

A42

sap_system

SAP がシステムにインストールされているかどうかを示すブール値フィールド

True

sap_version

SAP バージョン番号

2.00.052.00.1599235305

satellite_managed

示すブーリアンフィールドは、Satellite サーバーに登録されているシステムです。

FALSE

selinux_current_mode

現在の SELinux モード

enforcing

selinux_config_file

設定ファイルに設定した SELinux モード

enforcing

system_memory

人が読める形式のシステムメモリーの合計

3.45 GiB

tuned_profile

tuned-adm active コマンドから生成された現在のプロファイル

desktop

yum_repos

yum リポジトリーの一覧リポジトリー名がファクトの最初に追加されます。各リポジトリーには、関連するファクト base_urlenabled、および gpgcheck があります。

Red Hat Enterprise Linux 7 Server(RPMs).base_url の値は https://cdn.redhat.com/content/dist/rhel/server/7/$releasever/$basearch/osになります。

第6章 システムおよびシステムプロファイルの比較

システム間、システムとプロファイル、システムと参照地点を比較できます。比較する全システムを選択したら、比較画面を使用して、システムのファクトを比較できます。

6.1. システムプロファイルの比較

比較する全システムをインベントリーに追加したら、比較画面を使用してシステムのファクトを比較できます。

6.2. 参照地点とのシステムの比較

時折、全システムを相互に比較したり、グループとして比較したりするのではなく、全システムを単一の参照ポイントと比較する必要があることもあります。たとえば、すべてのシステムをベースラインに対して比較し、そのベースラインに対して全システムを算出する必要があるとします。また、システムをタイムスタンプ付きのプロファイルと比較して、変更の発生場所とタイミングを理解することもできます。

比較を反転することもできます。たとえば、古いタイムスタンプを持つプロファイルと最新のプロファイルを比較する代わりに、すべてのプロファイルを、システムで既知の最も古い動作しているバージョンと比較できます。このように比較することで、参照地点から逸脱した変更内容を特定できます。

6.2.1. システムと参照地点との比較

複数のシステムまたは全システムと、ある参照地点とを比較できます。

手順

  1. Comparison 画面で、システムヘッダーの星アイコン img drift set reference point icon をクリックします。

Drift サービスは、選択した各システムと、参照システムのファクト値とを比較して、最初の位置コラムに表示し、ヘッダーを青で強調表示します。

ファクト値は、相違点がすべて赤で強調表示されて表示されます。

注記

詳細を表示するためにファクトを拡張するまでは、複数の値を持つファクトカテゴリーは強調表示されません。展開すると、Drift は赤で強調表示されている特定のファクトの詳細を表示します。

6.3. システムプロファイルの履歴の使用

システムを送信して比較するたびに、送信されたシステムがプロファイルにチェックインされ、タイムスタンプでマークが付けられます。異なるプロファイルバージョンを調べると、一定期間にわたるシステムの表示を確認できます。

注記

システムの選択 画面で、システムにタイムスタンプ img drift clock icon アイコンのマークが付けられると、そのシステムを直接開くことができます。それ以外の場合は、手順 1 を実行する前に比較するシステムを Drift に追加します。

6.4. システム比較出力のエクスポート

drift サービスを使用すると、システムの比較出力や、フィルターなどの現在の選択を、コンマ区切り (CSV) ファイルまたは JSON (JavaScript Object Notation) ファイルにエクスポートできます。任意のツールで CSV ファイルまたは JSON ファイルを開いて、エクスポートしたファクトを比較し、システム内の差分を分析できます。

注記

エクスポートされた CSV または JSON のレポートは、適用されるフィルターを含む、システム比較出力上の現在の選択をすべて保持します。つまり、WYSIWYG (What you see Is What you Get) パラダイムに従います。したがって、レポートにエクスポートするネストされたファクトカテゴリー (例: installed_packages) を展開する必要があります。

手順

  1. 2 つ以上のシステムの Comparison 出力画面で、Export アイコン img drift export as csv icon をクリックし、Export as CSV または Export as JSON のいずれかを選択します。
  2. お好みのツールで CSV ファイルまたは JSON ファイルを開きます。このため、システムのエクスポートしたファクトを簡単に比較し、不一致を分析できるようになります。

6.4.1. CSV または JSON ファイルへのシステム比較出力のエクスポート

システムプロファイルの出力と、使用したフィルターは、CSV (コンマ区切り) ファイルまたは JSON (JavaScript Object Notation) ファイルにエクスポートできます。フィルターは、システムプロファイルの相違点と不完全なデータを強調表示します。この情報を使用して、システムに関する特性を調査し、検出した問題のトラブルシューティングを行うことができます。

手順

  1. 2 つ以上のシステムの比較出力画面で、Export アイコンを選択します。
  2. img drift export as csv icon 次に、Export to CSV または Export to JSON のいずれかを選択します。

第7章 ドリフトイベントの通知および統合の有効化

7.1. 通知およびインテグレーションの有効化

Red Hat Hybrid Cloud Console の通知サービスを有効にして、誤差サービスが問題を検出し、アラートを生成するたびに通知を送信できます。通知サービスを使用すると、いつでも Insights で Red Hat Enterprise Linux ダッシュボードにアラートの 有無を確認する必要がなくなります。

たとえば、誤差サービスがベースラインの変更を検出するたびに、通知サービスを自動的に送信したり、誤差サービスが生成するすべてのアラートのメールダイジェストを送信するように通知サービスを設定できます。

通知サービスは、電子メールメッセージを送信する他に、他の方法でイベントデータを送信するように設定できます。

  • 認証されたクライアントを使用したイベントデータの Red Hat Insights API へのクエリー
  • Webhook を使用した受信要求を受け入れるサードパーティーのアプリケーションにイベントの送信
  • Splunk などのアプリケーションとの通知を統合し、ドリフトイベントをアプリケーションダッシュボードにルーティング

通知サービスを有効にするには、以下の 3 つの主要なステップが必要です。

  • まず、組織管理者は Notifications administrator ロールを持つユーザーアクセスグループを作成し、そのグループにアカウントメンバーを追加します。
  • 次に、通知管理者は通知サービス内のイベントの動作グループを設定します。動作グループは、通知ごとに配信方法を指定します。たとえば、動作グループは、メール通知をすべてのユーザーに送信するか、組織の管理者にだけするかを指定できます。
  • 最後に、イベントからメール通知を受信するユーザーは、各イベントに対して個別のメールを受け取るようにユーザー設定を設定する必要があります。

関連情報

ドリフトアラートの通知を設定する方法は、「 Red Hat Insights Notifications 」を参照してください。