第1章 Red Hat Insights クライアント設定の概要

本ガイドでは、システムに Red Hat Insights クライアントを設定する方法を説明します。insights-client コマンドと、関連する設定ファイルを使用して、システムが Red Hat Insights と対話する方法を制御できます。

  • Insights クライアント機能の一般情報および概要については、最初の章で説明します。
  • Insights クライアントコマンドと設定ファイルを使用して特定のタスクを実現する方法に関する情報は、概要情報を参照してください。
  • コマンドリファレンスと設定ファイル参照情報は、本書の最後にあります。

ナビゲーションリンクは、検索内容を迅速に特定するのに役立ちます。

1.1. クライアント設定の概要

Red Hat Insights クライアントは、システムについての情報を収集し、クラウドアプリケーションである Red Hat Insights に送信します。CLI および設定ファイルオプションのコマンドオプションは、収集して Red Hat Insights と共有される情報を変更します。これらのオプションは以下を制御します。

  • データ難読化

    • IP アドレスの難読化

      注記

      IP アドレスの難読化は、IPv4 アドレスにのみサポートされています。

    • ホスト名の難読化
  • データリダクション

    • 特定のファイル
    • 特定のコマンドの出力
    • パターン一致の削除
    • キーワード置き換え
  • Insights クライアントスケジューリング
  • Insights ルールの更新
  • Insights クライアント認証方法

    • 証明書ベース
    • SSO ベースまたは基本
  • システムのタグ付け

Red Hat Insights クライアントによって収集される情報はtar ファイルに保存されるため、そのファイルは アーカイブファイルと呼ばれます。

1.2. Insights クライアント CLI および設定ファイルの対話

Red Hat Insights クライアントはスケジューラーに従って実行されます。デフォルトでは 24 時間ごとに実行されます。クライアントは insights-client コマンドを入力するときも実行されます。

クライアントが実行されると、以下のように動作が順番に制御されます。

  1. insights-client コマンド入力時に提供された値 (ある場合)。CLI で入力した値は、その Insights クライアントの実行についての設定ファイル設定とシステム環境の設定を上書きします。
  2. 設定ファイル (/etc/insights-client/insights-client.conf および /etc/insights-client/remove.conf) の設定は、システム環境設定をオーバーライドします。
  3. CLI またはクライアント設定ファイルの影響を受けないシステム環境変数 (printenv) の値が使用されます。

insights-client コマンドで指定するオプションは、その実行にのみ使用されます。これらの値は、設定ファイルまたは環境変数に設定した値を一時的に上書きできます。

注記

insights-client コマンドを使用して表示名を即座に設定できますが Insights クライアントは実行されません。

注記

RHEL 6.9 以前を使用している場合、クライアントコマンドは redhat-access-insights になります。

1.3. Insights クライアントディストリビューション

Insights クライアントは、以下の表に示されるように Red Hat Enterprise Linux (RHEL) で利用できます。

RHEL リリースコメント

RHEL 8

Insights クライアントとともに配布され、事前にインストールされます。

RHEL 7

Insights クライアント RPM パッケージが読み込まれた状態で配布されますが、インストールされません。

RHEL 6.10 以降

Insights クライアント RPM パッケージをダウンロードし、インストールする必要があります。