第6章 基本操作
多くの管理およびトラブルシューティングタスクには、いくつかの基本的な操作が必要です。このセクションでは、ハイパーコンバージドクラスターのシャットダウンや起動などの基本的なタスクを安全に実行する方法について説明します。
6.1. シャットダウン Playbook の作成
ハイパーコンバージド環境は、特定の順序でシャットダウンする必要があります。これを行う最も簡単な方法は、Hosted Engine 仮想マシンから実行できるシャットダウン Playbook を作成することです。
ovirt.ovirt.shutdown_env
ロールは、グローバルメンテナンスモードを有効にし、クラスター内のすべての仮想マシンとホストのシャットダウンを開始します。ホストのシャットダウンは非同期です。ハイパーコンバージドホストが実際にシャットダウンされる前に Playbook が終了します。
前提条件
Hosted Engine 仮想マシンで
ovirt.ovirt.shutdown_env
ansible ロールが使用可能であることを確認します。# yum install ovirt-ansible-shutdown-env -y
手順
- ホストエンジンの仮想マシンにログインします。
環境のシャットダウン Playbook を作成します。
次のテンプレートを使用して、Playbook ファイルを作成します。
-
ovirt-engine.example.com
を Hosted Engine 仮想マシンの FQDN に置き換えます。 -
123456
をadmin@internal
アカウントのパスワードに置き換えます。
Playbook ファイルの例: shutdown_rhhi-v.yml
--- - name: oVirt shutdown environment hosts: localhost connection: local gather_facts: false vars: engine_url: https://ovirt-engine.example.com/ovirt-engine/api engine_user: admin@internal engine_password: 123456 engine_cafile: /etc/pki/ovirt-engine/ca.pem roles: - ovirt.ovirt.shutdown_env
-